クライスラー グランドボイジャー 試乗レポート(4/4)
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最終更新日:
- 筆者： 松下 宏
- カメラマン：島村栄二
アメリカ車的ミニバン
大柄なボディで堂々とした感じのデザインに加え、重厚感のある走りのフィールなどいかにもアメリカ車的なクルマである。こうしたおおらかさを求めるユーザーには絶好のミニバンになるのは間違いない。
ただ、日本での日常的な使い勝手を考えるとさすがに大きすぎる印象がある。駐車場の制約を受けるほか、最小回転半径が6mと大きいので、出かける先の環境なども考慮に入れておく必要がある。そうした事情が許すユーザーという前提で選ぶクルマである。
価格はベースグレードのツーリングが460万円ほどの設定で、HDDナビや本革シートなどを備えたリミテッドが550万円弱の設定。絶対的な価格も高めの水準にある。でもグランドボイジャーを買うなら、リミテッドのほうが買い得な印象。カーナビを後付けで装着するくらいなら、最初から装備されているリミテッドを選んだほうが良い。
駐車場事情にも、財布の中身にも余裕のあるユーザー向けのクルマだ。
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自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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