【発表会】シボレー 新型 コルベット コンバーチブル(C7) 発表会速報(2/2)

コンバーチブルらしさにこだわる

シボレー コルベット コンバーチブルは、そのコンバーチブルらしさに非常にこだわった造りをしている。幌製ソフトトップは時速50kmまで走行中に開閉することが可能。時速50kmといえば日本での高速道路の最低速度(日本だけに合わせたわけではないだろうが)であり、オープン時に不意の天候変化でも充分に対応できる。

また、コンバーチブルはオープン時にはインテリアも人目につくものとして、見られること、そして魅せることを考えてデザインされている。顕著なのはシートバック後方のボディ同色のパネルだ。シボレー コルベットのエンブレムが飾られるこのパネルは、室内をのぞき込む者にこのコルベットの出自を強烈に訴えかけるのだ。またドライバーとなった者はクーペとなんら変わることのない快適でスポーティーな運転感覚を、降り注ぐ太陽とそよぐ風の中で味わえるという、なんとも贅沢なコンバーチブルなのだ。

浅間ヒルクライムで垣間見せた卓越した走り

シボレー コルベット コンバーチブルは発表会に先立って、浅間ヒルクライムのコースを走り、パレードランとともに発表会会場に現れるという演出を行った。そして、発表会の翌日もヒルクライムの参加車両として、SUPER GTでもお馴染みの松田秀士選手のドライブでコースを登ってきた。観客が見ることができるのは、ごく短いギャラリーステージではあったが、その鮮烈な走りと迫力のV8サウンドは観る者を魅了した。

日本の自動車文化の原点ともいえる浅間の地で、アメリカの自動車文化の象徴ともいえるシボレー コルベット コンバーチブルが日本初公開されたという意味が、その走りっぷりに現れていたのではないかと思うのであった。

[Photo＆レポート：松永和浩]

シボレー コルベット コンバーチブル 主要諸元

全長x全幅x全高：4,510x1,880x1,230mm／ホイールベース：2,710mm／車両重量：1,590kg(Z51)／乗車定員：2名／エンジン形式：「LT1」6.2リッターV8 ガソリンOHVエンジン／総排気量：6,153cc／最高出力：460ps(339kW)/＜Z51＞466ps(343kW)／最大トルク: 624N･m /＜Z51＞630 N･m／駆動方式：後輪駆動／トランスミッション：パドルシフト付き6速オートマチック／車両本体価格：「シボレー コルベット コンバーチブル」(6AT)：9,890,000円/「シボレー コルベット コンバーチブル Z51」(6AT)：11,590,000円

発表会で展示されたモデルは「シボレー コルベット コンバーチブル Z51」[ベロシティーイエロー(特別色129,000円)]。金額はすべて消費税8%込み。