キャデラック 新型 CTS[3代目・2014年モデル] 試乗レポート/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
CUEにナビゲーションシステムをきっちり統合
そして同じく内装のゴージャスさも然り。ウッドやメタルなどの異素材を贅沢に組み合わせ、こちらの個性も欧州の追随を許さない。
しかも先代モデルまで悩みの種だったナビゲーションシステムも、今回のCTSからはめ込み式のエンタテイメントシステム『CUE』に統合されたので、さらに室内の高級感を邪魔しない。これまで純正ナビが不格好な後付けモノしか選べず、美しいインテリアを邪魔していたように思うから、大きな進歩だ。
『CUE』は8インチのタッチスクリーンなのだが、適合するスマホをブルートゥースもしくはUSBでコネクトすることも可能だし、そのスマホ自体を格納してしまえるよう、騙し絵のように開閉する専用小物入れが用意されているのも面白い。
CTSにはATSと同じ2リッター直4・直噴のターボエンジンが搭載される。
…と聞くと『え、CTSなのにV6はないの?』とパワー不足を憂うる方もいらっしゃるかもしれないが、アルミニウム構造やアルミニウム・ドアを採用するなど血のにじむような軽量化により、先代よりもなんと100kgものダイエットを成功させているおかげで、加速時のモッサリさは案外感じないから安心して欲しい。高速道路を流すような通常のクルージングなら、非力感に悩まされるようなことはまずないだろう。
そりゃもちろん山道、しかも上り坂でのべつまくなし踏みまくって峠を攻めるような運転をしたならば(もののたとえです、良い子は真似をしないように!)そりゃ2.0リッターの限界を感じることはあろうが、そういう運転をしたい人はそもそもCTSじゃなくATSを選べばいい。
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