これを買えばトランプさんも喜ぶ!?「キャデラック CT6 プラチナム」にアメ車人気復活の糸口はあるのか(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
アメ車ブランド”らしさ”を代表する存在「キャデラック」
そして往年のアメリカ車ブランドを象徴する存在がGMグループの高級車レンジ「キャデラック」だ。
1950年代から1960年代は、内外装にメッキを多用した大きなボディ、V8エンジン、柔らかい足まわりなどが独特の豪華な運転感覚を生み出した。
しかしそれを味わえたのは、1990年代後半に終了した「キャデラック コンコース」くらいまで。それ以降はコンパクトなキャデラックとして、1970年代中盤に発売された「キャデラック セビル」が年々欧州指向を強め、2000年代に入ると今のラインナップが築かれていく。メルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズをターゲットにした「キャデラック ATS」は全長が4680mm、全幅が1805mm、エンジンは2リッターのターボだから「レクサス IS」とほぼ同じだ。日本の道路条件には合うが、アメリカ車の持ち味は乏しい。
その意味で注目されるのが新しい「キャデラック CT6」だろう。
左ハンドルを好むマニア以外にCT6を売る気はないと言われても仕方ない
車内に入るとインパネには12インチのメータークラスターとインフォテイメントシステム”CUE”(キュー:CADILLAC USER EXPERIENCE/キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)統合制御ナビゲーションシステムなどが装着されて多機能かつ先進的。だがウッドトリムはアメリカンなムードを想わせる古典的でオーソドックスな仕上げとした。
注意したいのは、ほかのキャデラックを含めて左ハンドルのみになること。左ハンドル車で大きな交差点を右折する時、自車と向き合う形で対向車線にも右折車両が停車していると、直進してくる対向車がほとんど見えない。Lサイズではなおさらだ。アメリカ車のユーザーは左ハンドルを好むとか、気にしないといわれるが、日本で運転すれば交差点以外でも不安を感じる場面がとても多い。一部のマニア向けで構わないというなら仕方ないが、右ハンドルがないことには売れ行きを伸ばすことも難しい。
全長が5m、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)が3mを超える大柄なボディだから、当然ながら車内は広い。後席の足元空間にも余裕があり、全高が1495mmでセダンでは高めだから、4名で快適に乗車できる。
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