マツダ 新型CX-80の価格や買い得グレードを解説! サイズ・燃費・納期は?

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マツダ 新型CX-80は上質な乗り心地と力強い走りを両立させた大型SUVです。

3つのパワーユニットと多彩なグレードが用意されていますが、どれを選べばよいかわからないという方もいるでしょう。

この記事では、CX-80について徹底解説。グレードごとの内装や装備、パワーユニットの違い、乗り心地、燃費性能など、購入を検討されている方の疑問にお答えします。

目次[開く][閉じる]
  1. マツダ 新型CX-80とは? 特徴は大きなボディサイズ
  2. マツダ 新型CX-80のグレード構成・価格
  3. マツダ 新型CX-80の内装・装備比較
  4. マツダ 新型CX-80のシート
  5. マツダ 新型CX-80の居住性
  6. マツダ 新型CX-80のパワーユニット
  7. マツダ 新型CX-80の乗り心地
  8. マツダ 新型CX-80の燃費性能
  9. マツダ 新型CX-80のグレード選びのポイント
  10. マツダ 新型CX-80の納期
  11. まとめ

マツダ 新型CX-80とは? 特徴は大きなボディサイズ

マツダの新型SUV「CX-80」は、後輪駆動プラットフォームが採用されたマツダの最上級モデルです。

全グレードに3列シートが標準装備されており、6人~7人での乗車が可能です。

CX-80のボディサイズ

新型CX-80のボディサイズは全長4990mm、全幅1890mm、全高1710mmとかなり大きく、特にCX-5と比較すると全長が長く、最小回転半径も5.8mと大きめです。このため、狭い道や駐車場では注意が必要です。

その代わり、後輪駆動ベースのため、LサイズSUVとは思えないほどクイックなステアリングレスポンスが特徴です。

車種全長全幅全高ホイールベース
CX-80

4,990mm

1,890mm

1,710mm

3,120mm

CX-5

4,575mm

1,845mm

1,690mm

2,700mm

マツダ 新型CX-80のグレード構成・価格

続いて、新型CX-80に設定されるパワーユニットごとに、グレードや乗車人数別の価格をご紹介します。

XD(直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボ)の価格

グレード(乗車定員)2WD4WD

XD(7人)

394万3500円

418万円

XD Sパッケージ(7人)

438万3500円

462万円

XD Lパッケージ(6人)

477万9500円

501万6000円

XD エクスクルーシブモード(7人)

507万1000円

530万7500円

XD エクスクルーシブモード(6人)

521万4000円

545万500円

XDハイブリッド(直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボ+マイルドハイブリッド)の価格

グレード(乗車定員)4WD

エクスクルーシブスポーツ(7人)

582万4500円

エクスクルーシブスポーツ(6人)

596万7500円

エクスクルーシブモダン(6人)

596万7500円

プレミアムスポーツ(6人)

632万5000円

プレミアムモダン(6人)

632万5000円

直列4気筒2.5L PHEV(プラグインハイブリッド)の価格

グレード(乗車定員)4WD

Lパッケージ(6人)

639万1000円

プレミアムスポーツ(6人)

712万2500円

プレミアムモダン(6人)

712万2500円

マツダ 新型CX-80の内装・装備比較

新型CX-80には上記のように多彩なグレードが用意されており、選ぶ際には特に内装や装備の違いに注意が必要です。

特に、内装の質感がグレードによって大きく変わります。

XD、XD Sパッケージの内装・装備の特徴

内装の質感は控えめで、ソフトパッドがほとんど使われていません。

XD Lパッケージ以上の内装・装備の特徴

上質な内装が魅力で、より満足度が高いです。

例えば、上級グレードのエクスクルーシブモードやプレミアムモダン、プレミアムスポーツでは、さらに高級感が増し、シートベンチレーションや電動リクライニング機能が装備されます。

マツダ 新型CX-80のシート

新型CX-80は、運転席と助手席(1列目)はもちろん、2列目のシートも非常に快適に作られています。座り心地はやや硬めですが、身体をしっかり支えてくれるので、長時間運転していても疲れにくくなっています。

そして新型CX-80は全てのグレードで3列のシートを備えています。

パワーユニットとグレードに応じて、2列目がベンチタイプの7人乗りと、セパレートタイプの6人乗りがあります。

グレードによる2列目シートの違い

6人乗りの場合、Lパッケージでは2列目の中央が通路になります。

新型CX-80の上級グレードのエクスクルーシブモード/モダン/スポーツ、プレミアムモダン/スポーツでは、2列目にアームレスト付きのコンソールが備わるほか、シートベンチレーションや電動リクライニングの機能も装着されます。

2列目シートのアームレスト付きコンソールは、トヨタ アルファードのような上級ミニバンには採用されていますが、SUVでは珍しいです。新型CX-80ならではの装備と言えるでしょう。

しかし、上級グレードを試乗してからSパッケージ以下のグレードを購入すると、納車されてから思ったものと違うと落胆するかもしれません。

販売店の試乗車などを確認して、購入するグレードの内装を必ず確認しましょう。

マツダ 新型CX-80の居住性

新型CX-80の居住性は、乗車人数でも大きく変わります。

2列目シートのみ利用時の居住性

4名以内で乗車するなら、2列目シートを後端までスライドさせ、足元空間を広く確保できます。身長170cmの大人4名が乗車した時、2列目の膝先空間は握りコブシ3つ分まで広げられます。

3列目シートまで利用時の居住性

ただし2列目を後端までスライドさせると、3列目に乗員が座ることはできません。

そのため、身長170cmの大人6名が乗車する時は、2列目の膝先空間を握りコブシ1つ少々まで狭める必要があります。

そうすると3列目の膝先にも握りコブシ1つ少々の空間ができます。快適な広さではありませんが、多人数乗車は可能です。

それでも3列目は、2列目に比べて床と座面の間隔が狭めです。膝が持ち上がって腰が落ち込む窮屈な姿勢になります。

多人数で乗車する時の居住性は、コンパクトミニバンのホンダ フリードやトヨタ シエンタと同程度と考えると良いでしょう。3列目を使うなら窮屈に感じないかを実車で確認しましょう。

マツダ 新型CX-80のパワーユニット

新型CX-80のパワーユニット

  • XD(3.3Lクリーンディーゼルターボ)
  • XDハイブリッド(直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボ+マイルドハイブリッド)
  • 直列4気筒2.5L PHEV(プラグインハイブリッド)
  • 新型CX-80の動力性能はディーゼルでも十分に高く、マイルドハイブリッドであれば実用回転域の駆動力がさらに高まります。

    PHEVは十分に充電された状態で、アクセルペダルを強く踏み込まなければ、モーター駆動だけで走ることも可能です。モーター駆動での加速感も滑らかで、1回の充電によりWLTCモードで67km走行できます。

    マツダ 新型CX-80の乗り心地

    新型CX-80は、高い速度域での安定した走行性能を重視して設計されているため、街中など低速での乗り心地はやや硬めになっています。

    新型CX-80のハンドリング

    新型CX-80は後輪駆動をベースとしているため、LサイズSUVとは思えないほどクイックなステアリングレスポンスが特徴です。峠道などでは、スポーティな走りを楽しむことができます。

    その代わり高速道路を走る時は、路面の影響を受けやすく、直進安定性に不満を感じる場面もあります。このあたりは一長一短で、試乗する時の注意点です。

    マツダ 新型CX-80の燃費性能

    新型CX-80のWLTCモード燃費は、XD(ディーゼル)の2WDが18.2km/L〜18.3km/L、4WDは16.8km/L〜16.9km/Lです。

    XD ハイブリッド(マイルドハイブリッド)は4WDのみで、19.0km/L〜19.2km/Lです。

    PHEVはEVモードで走行しない場合、12.9km/Lになります。

    XD(直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボ)の燃費

    グレードWLTCモード

    XD/XD Sパッケージ(2WD)

    18.3km/L

    XD/XD Sパッケージ(4WD)

    16.9km/L

    XD Lパッケージ(2WD)

    18.2km/L

    XD Lパッケージ(4WD)

    16.8km/L

    XD エクスクルーシブモード(2WD)

    18.2km/L

    XD エクスクルーシブモード(4WD)

    16.8km/L

    XDハイブリッド(直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボ+マイルドハイブリッド)の燃費

    グレードWLTCモード

    エクスクルーシブスポーツ/モダン(7人乗り・4WD)

    19.1km/L

    エクスクルーシブスポーツ/モダン(6人乗り・4WD)

    19.2km/L

    プレミアムスポーツ/モダン(4WD)

    19.0km/L

    PHEV(プラグインハイブリッド)の燃費

    グレードWLTCモード

    Lパッケージ(4WD)

    12.9km/L

    プレミアムスポーツ/モダン(4WD)

    12.9km/L

    マツダ 新型CX-80のグレード選びのポイント

    新型CX-80は、ディーゼルエンジン、ディーゼルマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド(PHEV)と、様々なパワートレインが用意されており、どれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。

    まずディーゼルとディーゼルマイルドハイブリッドの価格差ですが、装備の違いを補正してマイルドハイブリッドシステムの正味価格を算出すると約45万円です。

    現在の新車市場では、ハイブリッドが割安になり、マイルドハイブリッドではなく、ストロングハイブリッドの価格アップを35万円前後に設定する車種が増えました。新型CX-80のマイルドハイブリッドが45万円の上乗せでは高めの設定です。

    しかもマイルドハイブリッドは4WD専用なので、最も安価なXD ハイブリッドのエクスクルーシブスポーツ(7人乗り)でも価格は582万4500円に達します。

    新型CX-80のPHEVも4WD専用で、メカニズムも複雑ですから、最も安価なPHEV Lパッケージが639万1000円です。

    このようにマイルドハイブリッドとPHEVは価格が割高です。

    新型CX-80の買い得なパワーユニットは、必然的にディーゼルとなります。ディーゼルにはXD、XD Sパッケージ、XD Lパッケージ、XDエクスクルーシブモードの4グレードが用意されます。

    このうち、前述の通りXDとXD Sパッケージは内装が少し簡素です。

    お買い得なグレードは「XD Lパッケージ」「XDエクスクルーシブモード」

    そうなると新型CX-80の最も買い得なグレードはXD Lパッケージと言えるでしょう。2WDの価格は477万9500円です。

    追加の装備が欲しい場合はXDエクスクルーシブモードが推奨できます。2列目シートの豪華さを盛り上げるアームレスト付きコンソール、運転席と助手席のシートベンチレーション、上級のナッパレザーシートなどが選べます。

    2WDの6人乗りの価格は521万4000円で、XD Lパッケージの2WDよりも43万4500円高いですが、Boseサウンドシステムなども標準装着され、快適性と質感が大幅に高まります。

    上記の内容をまとめると、新型CX-80で特に推奨できるのは以下の2グレードです。

    新型CX-80のおすすめグレード

  • XD Lパッケージ(2WD)
  • 477万9500円。内装の質感や快適性も十分で、標準的な装備が整っています。

  • XDエクスクルーシブモード(2WD)
  • 521万4000円。さらに上質な内装とBoseサウンドシステムが標準装備され、快適性が向上します。

    マツダ 新型CX-80の納期

    販売店によると、新型CX-80の納期は「どのグレードでも1〜2か月」と比較的早めです。新型SUVとしては購入しやすい条件と言えます。

    まとめ

    新型CX-80は多彩なパワーユニットとグレードから選べますが、内外装の質感や価格のバランスを考慮すると、ディーゼルエンジン搭載モデルのXD LパッケージやXDエクスクルーシブモードが特におすすめです。

    グレードによって内装の質感やシートなどが変わるため、購入前には試乗して、内装や居住性をしっかり確認するようにしましょう。

    【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正】

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    渡辺 陽一郎
    筆者渡辺 陽一郎

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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