ホンダ オデッセイ購入ガイド|価格や燃費、乗り心地を徹底解説
目次
目次
- ホンダ オデッセイのモデル概要
- ホンダ オデッセイの主要スペック
- ホンダ オデッセイのモデルチェンジ情報
- ホンダ オデッセイのボディサイズ
- ホンダ オデッセイの外装(エクステリア)
- ホンダ オデッセイの内装(インテリア)
- ホンダ オデッセイの試乗インプレッション(乗り心地)
- ホンダ オデッセイの使い勝手
- ホンダ オデッセイのグレードとエンジン・燃費
- ホンダ オデッセイのグレードごとの装備比較
- ホンダ オデッセイのボディカラー
- ホンダ オデッセイの価格・エコカー減税優遇額
- ホンダ オデッセイの維持費
- ホンダ オデッセイの画像ギャラリー
ホンダ オデッセイ モデル概要
ホンダ オデッセイは1999年にデビューしたミニバンです。発売開始当初、ミニバンといえば車高が高いのが当たり前でしたが、そんな中であえて車高を抑えたロールーフミニバンという独特の存在感を発揮。そのスポーティなデザインが好評を博し、一躍人気モデルとなりました。
実はこの裏には、当時経営状況が苦境に陥っていたホンダが、セダンであるアコードの生産ラインを流用して半ば無理やりミニバンを作ったという事情があります。
現代販売されているモデルは2013年にデビューした4代目で、パワートレインにはガソリンエンジンとハイブリッドを用意しています。またスポーティな走りにフォーカスしたアブソルートがラインナップされます。
小改修・限定モデル情報
現在販売されているオデッセイは2013年デビューで、登場から既に6年が経過しています。2017年にはマイナーチェンジが行われ、ホンダの先進安全装備であるHonda SENSINGを全グレードに標準装備するとともに、内外装デザインをアップデートしました。
>>詳しくはコチラ:ホンダ、新型オデッセイがマイチェンでHonda SENSINGを標準装備
北米では既に新型がデビュー! 大きすぎて日本導入は絶望的
なお北米では実は新型オデッセイ(2019年モデル)が既に販売されています。しかし全長5m超え、全幅2m超えと日本の道路事情には合わない大型ミニバンとなっており、このモデルが日本導入される可能性は絶望的と言われています。次期オデッセイは、日本と北米で別々のモデルになる可能性が高いと言えます。
ちなみにかつては、北米で販売されていた一回り大きなオデッセイを日本で「ラグレイト」という別名で販売したことがありました。しかしやはりボディサイズが大柄すぎたため、商業的には成功とはなりませんでした。
ホンダ オデッセイ 主要スペック
オデッセイの主要諸元(スペック)と価格は以下の通り。
※主要グレードのみ抜粋
ホンダ オデッセイの主要スペック | ||
---|---|---|
グレード | HYBRID Honda SENSING (ハイブリッド・FF) | ABSOLUTE Honda SENSING (ガソリンエンジン・FF) |
価格(消費税込) | 3,836,400円 | 3,326,400円 |
全長×全幅×全高 | 4840 x 1820 x 1695mm | |
ホイールベース | 2900mm | |
車両重量 | 1860kg | 1810kg |
乗車定員 | 7人 | |
エンジン | 直列4気筒ガソリン i-VTEC | |
排気量 | 1993cc | 2356cc |
使用燃料 | ガソリン(レギュラー) | |
エンジン最高出力 | 107 kW (145 PS) / 6200 rpm | 140 kW (190 PS) / 6400 rpm |
エンジン最大トルク | 175 N・m (17.8 Kgf・m) / 4000 rpm | 237 N・m (24.2 Kgf・m) / 6400 rpm |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)[7スピードモード付]+パドルシフト |
JC08モード燃費 | 26.0km/L | 13.4km/L |
WLTCモード燃費km/L | 20.6km/L | -- |
WLTC市街地モード燃費km/L | 20.0km/L | -- |
WLTCモード郊外モード燃費km/L | 22.1km/L | -- |
WLTC高速道路モード燃費km/L | 20.5km/L | -- |
ホンダ オデッセイのモデルチェンジ情報
▲左:現行型オデッセイ / 中、右:先代オデッセイ
オデッセイは2013年に発表された現行モデルで、それまでのロールーフミニバン路線を大きく転換、ライバルであるトヨタ エスティマに迫る勢いの1695mmという全高になりました。これにより室内空間が大幅に広くなっています。さらに、それまでのヒンジドアからスライドドアに変更、乗降性も大きくアップしています。
ロールーフ×ヒンジドアが先代までのオデッセイの特徴でもあったので寂しい部分もありますが、これにより、より幅広いユーザーに受け入れられる一台となりました。ちなみに現行型オデッセイのデビュー以前、上級ミニバンとしてホンダ エリシオンが販売されていましたが、こちらがセールス的に苦戦。そこでエリシオンとオデッセイを統合する形で、オデッセイが大型化して登場したという背景があります。
パワートレインではハイブリッドが新たに追加され、燃費性能や静粛性、スムーズな加速という点で有利です。そのほか、2リッターと2.4リッターのガソリンエンジンがラインナップされています。
ホンダ オデッセイのボディサイズ
オデッセイのボディサイズは下記のとおりです。
ホンダ オデッセイのボディサイズ | |
---|---|
全長 | 4840mm |
全幅 | 1820mm |
全高 | 1695mm |
ホイールベース | 2900mm |
ホンダ オデッセイの外装(エクステリア)
現行型オデッセイはホンダの上級ミニバンとしての位置づけを担う意味も込めて、外装はシルバーメッキの加飾パーツを多用して高級感を演出しています。しかし、トヨタのアルファード・ヴェルファイアのようにギラギラしすぎておらず、親しみを感じやすいユーザーも多いかもしれません。
オデッセイにはアブソルートというスポーティ路線を売りにしたグレードがあり、こちらは足回りの違いにより車高が若干低いほか、通常モデルが16インチホイールを履いているのに対し、サイズの大きな17インチホイール(ガソリンエンジンFF車は18インチホイール)を履いているのが特徴です。
ホンダ オデッセイの内装(インテリア)
上級ミニバンのオデッセイですが、自動車評論家の国沢光宏氏の試乗レポートによると、質感はあと一歩の面があるようです。というのも、ルームミラーの取り付け部分に軽自動車用かのような剛性感のなさを感じたほか、ダッシュボードにソフトパッドが使われておらず、高級感を感じられない樹脂製であったということ。なおインテリアトリムには、アブソルート系がブラック、通常モデルが木目調パネルとなります。
シート素材はアブソルート系がレザー×ファブリック(布製)のコンビシートまたは本革シート(オプション)、通常モデルがファブリックシートになります。
ホンダ オデッセイの試乗インプレッション(乗り心地)
それまで課題だった乗り心地が大幅改良
自動車評論家の国沢光宏氏が現行型オデッセイのハイブリッドモデルに試乗した際、その乗り心地を高く評価しています。自動車評論家諸氏が試乗すると、乗り心地や騒音面で何かしら課題が出てくることが多いですが、今回は辛口評論家として知られる国沢氏でさえ「文句なし」という高評価ぶり。なおこれは年次改良に伴うもので、ハイブリッドのみならずガソリンエンジン車も同様なようです。
ちなみにこの改修を受ける前のオデッセイの乗り心地はかなり気になったらしく、特に2~3列目で、路面の凹凸や段差を乗り越えた際のショックが如実に感じられて落ち着かないとのこと。この点が改良された2016年以降のモデルは、それまでのネガが大きく抑えられているようです。
ハイブリッドの課題はアクセルレスポンス
またハイブリッドに関しては、“素晴らしく滑らかで静か”とのこと。加速がスムーズなだけでなく、エンジン始動時の振動・音の小ささも高評価に値すると語っています。更に後述する燃費に関しても、オデッセイの車重を考えると“信じられないほど優秀”とのこと。ちなみにこのハイブリッドはシリーズハイブリッドと呼ばれる方式で、ガソリンエンジンを発電だけに使い、それによって生み出した電気で走行します。エンジンを直接駆動に使う機構は持たず、これは日産のe-POWERと同様です。
国沢氏によると、唯一にして最大の欠点はアクセルレスポンスの悪さ。アクセルを踏み込んでから加速が始まるまでのタイムラグが気になるとのことです。
>>詳しくはコチラ:ホンダ 新型オデッセイ ハイブリッドは発電機付き電気自動車! 素晴らしく静かでなめらか。価格さえ魅力的なら…
ホンダ オデッセイの使い勝手
3列目は床下収納できる
オデッセイも他の多くのミニバン同様、多様なシートアレンジが楽しめます。
2列目シートは左右独立したタイプ(7人乗り)とベンチシートタイプ(8人乗り)があるので、どちらがニーズに合っているか購入前に確認する必要があります。7人乗りモデルは2列目シートの間をすり抜けて3列目にアクセスできるのが便利です。
3列目シートは跳ね上げ式ではなく床下収納式なので、使用しないときはスッキリと格納し、荷室として利用することができます。さらにこの状態で2列目シートを目一杯下げて足元空間を広く取る「4名乗車+ロングスライドモード」が利用できます。
大きな荷物を積む際は2列目シートを前方にスライドさせることで荷室を広く取ることができます。
またシートはフルフラットにはできません。車内での就寝や車中泊の際は、1列目シートのシートバックと2列目シートをつなげ、さらに2列目シートのシートバックをリクライニングさせることができます。
ホンダ オデッセイのグレードとエンジン・燃費
オデッセイには大きく分けてハイブリッド車とガソリンエンジン車があり、それぞれ3つのグレードが展開されています。ハイブリッド車は2リッターの直4ガソリンエンジンを、ガソリンエンジン車は2.4リッターの直4ガソリンエンジンを搭載しています。
駆動方式はハイブリッド車はFFのみ、ガソリンエンジン車は全グレードにFFと4WDがラインナップされます。
オデッセイの燃費は?
オートックワンでは永田 恵一氏によるハイブリッド車、ガソリンエンジン車の燃費レポートを掲載しています。記事によると、各モデルの実燃費は下記の通りになります。
ホンダ オデッセイ燃費計測結果まとめ | ||
---|---|---|
オデッセイハイブリッド | <参考値>オデッセイ(ガソリンモデル) | |
カタログ燃費(JC08モード) | 24.4km/L | 15.6km/L |
高速道路 実燃費 | 19.0km/L | 14.3km/L |
街乗り(市街地) 実燃費 | 17.8km/L | 8.6km/L |
郊外路 実燃費 | 17.0km/L | 10.9km/L |
トータル平均実燃費 | 17.8km/L | 10.7km/L |
またライバルに該当するミニバン各車との燃費も比較しているので、こちらも合わせてご覧ください。先述のとおり、オデッセイのハイブリッド車の燃費性能の優秀ぶりが光ります。
オデッセイとライバル車の燃費比較/街乗り・市街地編 | ||
---|---|---|
実燃費 | カタログ燃費 | |
オデッセイ ハイブリッド | 17.8km/L | 24.4km/L |
オデッセイ 2.4Lガソリン | 8.6km/L | 13.4km/L |
セレナ e-POWER | 17.1km/L | 24.8km/L |
アルファード 2.5Lガソリン | 7.8km/L | 12.8km/L |
ヴェルファイア ハイブリッド | 10.2km/L | 18.4km/L |
グレードごとの装備比較
オデッセイにはハイブリッド、ガソリンそれぞれに3つずつのグレードが展開されます。主な装備の違いとしては、最上級グレードのEXでは駐車支援装備のマルチビューカメラシステム、Hondaスマートパーキングアシストシステム、パーキングセンサーシステムが標準装備されます。(ハイブリッド全グレード、ガソリンエンジン一部グレードにオプション)さらにLEDアクティブコーナリングライト、ブラインドスポットインフォメーション、運転席・助手席シートヒーター、フルオートエアコンといった専用装備も用意されます。
先進安全装備であるホンダセンシングは全グレードに標準装備されます。
オプションパッケージ
オデッセイにはホンダのアクセサリーブランドであるモデューロや無限のパーツがラインナップされ、フロントミドルグリルやライト周りの加飾パーツ、テールゲートスポイラーにより、スポーティかつエレガントな見た目にグレードアップすることができます。
ホンダ オデッセイのボディカラー
オデッセイのボディカラーは下記のとおりです。
■プラチナホワイト・パール(+43,200円)
■スーパープラチナ・メタリック(+43,200円)
■クリスタルブラック・パール
■プレミアムヴィーナス・ブラックパール(+43,200円、アブソルートのみ)
■コバルトブルー・パール
■プレミアムスパイスパープル・パール(+43,200円)
■プレミアムディープロッソ・パール(+43,200円)
ホンダ オデッセイの価格・エコカー減税優遇額
オデッセイはハイブリッド車が3,750,000円~、ガソリン車が3,850,000円~となっています。最上級グレードのHYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSINGは4,150,000円です。(いずれも消費税込み)
価格はパワートレイン、グレードのほか、7人乗り・8人乗り、FF・4WD(ガソリンエンジン車のみ)によっても異なります。
エコカー減税に関しては、ハイブリッド全車が適合しており、取得税・重量税が免税、自動車税が75%軽減になります。
ホンダ オデッセイの維持費
上記の通りオデッセイは、ハイブリッド車を選べばエコカー減税、燃費の両面で燃費を抑えることができます。一方ガソリンエンジン車は維持費の面では不利になるのは確かですが、ガソリンエンジンならではの走りを楽しむことができます。このあたりは金銭面だけでなく、試乗して決めるのが良さそうです。
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