35i or 50i?グレード選び 【BMW X6 特集】(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:吉澤 憲治(編集部)
50iに搭載するはBMWの新兵器 4.4L V8ツインターボエンジン
いっぽう、xDrive50iに搭載される新開発4.4LV8ツインターボエンジンは、”エンジン屋”のBMWが放つ新兵器。まずはX6にこの新開発ユニットを載せてくるあたり、BMWがX6にかける思いが並々ならぬものであることがわかる。
乗り込む前に確認すると、エンジン以外にxDrive35iとの違いは無いとのこと。
スタートボタンを押すと、35iに比べて圧倒的に野太いサウンドで新ユニットは目を覚ます。そしてアクセルを踏み込むと…。この大柄なボディがウソのように飛び出していくのだ。
そのエンジンは最大トルク600Nm、最高出力407psという望外の数値を弾き出す。BMWの中で、恐らく史上最も大きくて速いクルマではないだろうか。走行中にキャビンで聞こえるサウンドは、洗練されているとはいえV8ならではの雰囲気を残す。大きなエンジンを回している感覚が伝わってくるあたり、ユーザーの嗜好を踏まえたBMWの心憎い演出だ。そんな50iの加速とサウンド、そして後方視界はスポーツカーそのもの。リアの美しいスタイルと引き換えに、視界は良いとは言い難い。テスト車は左ハンドルだったが、日本でこのサイズのクルマを転がすなら右ハンドル仕様を強くお薦めしたい。
35iと50i、選ぶならどちらかと問われれば、必要にして十分の性能を持った35iを推したい。
約200万円の価格差は言わずもがな、直6のスムーズな回転はロングクルーズでも疲労のもととならず、また50iと比べた場合の燃費でもかなり有利だからである。大きなクルマでトバしたい向きには50iがいいだろうが、35iでも日本でなら十分過ぎる。
BMWの提唱するSAV(スポーツアクティビティクーペ)を堪能するなら3.0Lツインターボエンジンが良いのではないだろうか。数秒間の激烈な加速さえ望まないならば・・・。
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