BMW X1 グレード比較(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:BMW ジャパン
手頃なサイズのプレミアムSAV
BMWは1999年のX5を皮切りにX3、X6とXモデルのSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)を発売してきたが、2010年4月にそのエントリーモデルを受け持つX1を設定した。
X1は3シリーズの基本プラットホームをベースにプレミアム・コンパクト・セグメントに属する新しいSAVとして発売されたもの。
全長は4470mmと4500mmを切るサイズで、全幅も1800mm、さらに全高が1545mmと低めの設定なので、タワーパーキングなどの機械式駐車場にも入るサイズである。日本市場にも十分に適合できるボディで、ステーションワゴン感覚のSAVという使い方もできる。
搭載エンジンは直列4気筒2.0リッターと直列6気筒3.0リッターの2機種で、電子制御6速ATと組み合わされている。
やや高めに設定されたシートは自然な姿勢で乗り降りでき、セミ・コマンド・シート・ポジションは開けた視界が安全な走りにもつながる。
室内は豊富な収納スペースを持つほか、リヤシートは40:20:40の分割可倒式で、多彩なシートアレンジが可能だ。
思い切った低価格を設定したFRモデル/sDrive18i
直列4気筒2.0リッターエンジンを搭載するsDrive18iは、BMWのXモデルとしては初めて4WDではなくFRの駆動方式を採用したモデル。そのこともあって363万円という低価格が設定されている。
2.0リッターエンジンを搭載した120iが360万円だから、装備の違いがあるにしても相当に値ごろ感のある価格設定であるのは間違いない。
搭載される2.0リッターエンジンは、100kW/200N・mのパワー&トルクを発生する。本国では直噴仕様の2.0リッターエンジンの搭載が始まっているので、必ずしも最新鋭のエンジンではないが、このクラスでは十分にパワフルなエンジンである。
装備の充実度はまずまずで、安全装備は上級グレードのxDrive25iと基本的に同じ。運転席&助手席SRSエアバッグ、サイド&カーテンエアバッグ、DSC(横滑り防止装置)、DTC(トラクションコントロール)、CBC(コーナリングブレーキコントロール)、ブレーキアシストなどが標準。
快適装備も、バイ・キセノン・ヘッドライト、レイン・センサー、オート・ライト、コンフォート・アクセス、スタート/ストップボタン、自動防眩ルーム・ミラー、6スピーカー付きオーディオシステム、ルーム・ミラー内蔵ETC機器などが標準だ。
カーナビがオプション設定なので、これを装着すると400万円近い価格になるが、温暖な地域に住んでいて、毎年何回もスキーに行くようなユーザーでなければ、FRのsDrive18iで十分だと思う。
3シリーズのツーリングの売れ行きにも影響を与えそうなグレードだ。
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