BMW 5シリーズ グランツーリスモ 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
ストレート6ならではドラマチックな吹け上がり
パワートレインは、直噴でターボチャージャーをツインスクロールのシングル仕様とし、さらにバルブトロニックを得たという535iに初搭載の最新エンジンがどんなものか興味津々だ。
スペック的には135iや335i、X6の35iに搭載された従来の3リッターターボとほとんど同じだが、最大トルクを発生するエンジン回転数が1,200~5,000rpmと、100rpmばかり下がっている。
従来に比べてどうかというと、搭載車種の車両重量など条件の違いもあるので横比較は難しいところだが、実用域でのレスポンスとトルク感は、微妙に従来のパラレルツインターボ仕様のほうが上回っていたように思えた。
誤解なき様に言うと、この新エンジンもストレート6ならではドラマチックな吹け上がりに、過給機付きならではの力強さを十二分に備えている。
今回のエンジン仕様変更の目的は、いうまでもなく機構面でできるだけシンプルにするとともに、パワーを維持しつつ燃費や排出ガスの低減を図るというところにあったはず。その点、この内容で10・15モード燃費9.4km/Lという数値は、まずまずといっていいと思う。
一方の4.4リッターV8ツインターボは、相変わらずめっぽう速い。直6ターボとは、とくに低回転域のトルク感がだいぶ違うのだが、比べてどうこう言う話でもないだろう。ようするに5シリーズGTのエンジンはどちらも素晴らしい、というところでご理解いただければと思う。
いずれも8速ATが組み合わされ、極めてスムーズな変速を実現しているのは期待どおり。欲をいうと、せっかくの多段ATをより積極的に楽しむために、パドルシフトが欲しくなるところである。
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