BMW 5シリーズ グランツーリスモ 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)

BMW 5シリーズ グランツーリスモ 試乗レポート/岡本幸一郎
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BMW 5GTの初めの印象は「デカイ!」

BMW 5シリーズグランツーリスモ
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まもなく5シリーズのセダン/ツーリングもモデルチェンジを控えており、その5ドアハッチバック版をイメージしていたのだが、最初にこのクルマを見て感じたのは「デカイ!」だった。

実際、全長は5mもあるし、1,900mmの全幅と3,070mmというホイールベースは7シリーズの標準ボディ車と同じ。加えて1,565mmという全高に145mmの地上高という、SUV(BMWではSAVという)っぽい高さもある。

近年、欧州のメーカーが相次いで4~5ドアのクーペをラインアップしているところだが、BMWはやることが一味違う。価格は535iが878万円、550iが1,114万円とかなり高め。これも7シリーズに近い印象だ。

乗り込むときには、やはりわずかながら地上高の高さを感じるが、X5やX6に比べるとはるかに乗用車的でとっつきやすい。立体的かつモダンに仕立てられたインテリアのハイクオリティ感は7シリーズに近い感じだ。

BMW 5シリーズグランツーリスモ

iDriveのコントローラーは、ATセレクターの後方ではなく、7シリーズと同じく助手席側に設定されている。タコメーターの下には、燃費計とブレーキエネルギー回生システムインジケーターが、やや強調気味に配置されているあたりも時代を感じさせる。

そして、予想に反したのが後席の居住性だ。

ライバルメーカーの4~5ドアクーペ車とは考え方がまったく異なり、ショーファードリブンとしても十分に使える空間が確保されているのだ。たっぷりとしたサイズのシートは、大きなリクライニング調整幅を持ち、独立して前後スライドさせることもできる。

こんなフォルムだから、頭上空間はもっと狭いのかと思ったら、十分に広く確保されていて、最後方にスライドさせても余裕がある。加えて、感心するほど広いニースペースが出現するのだ。

BMW 5シリーズグランツーリスモ

さらに、非常に大きな開口面積を持つパノラマガラスサンルーフ(オプション)は、前席では頭上が抜け、後席ではちょうど視野のメイン部分が開けているので、リアクォーターウィンドウと相まって、大きな開放感を堪能することができる。

最大の特徴であるラゲッジスペースは、テールゲートが2段階に開き、セダンのトランク的な使い方もできるし、ツーリングをしのぐほどの大開口で良好なアクセス性の恩恵にもあずかれる。

タイヤハウス後方が幅広く空いているのでゴルフバッグも積みやすいし、後席を前倒しすると、相当に広くフラットなスペースを得ることができる。シチュエーションに応じて、これまでになかった斬新な感覚の使い方をこなしてくれるのだ。

ちなみに聞くところでは、すでに5シリーズGTは、本国では実際にショーファードリブンとしても使われているらしい。シートが前後スライド可能なショーファードリブンというのも珍しいが、大なり小なりいろいろな部分に新しい時代の到来を感じさせるクルマである。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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