BMW 320iクーペ 試乗レポート(3/3)
- 筆者: マリオ 二等兵
AKB48の前田敦子さんや板野友美さんにもオススメしたい!
ステアリングの手応えは、以前の3シリーズと比べるとかなり軽めにはなったものの、知らなければ電動アシストであるとは気づかないほど自然な感触。
交差点を曲がってから直進状態に戻ろうとするセルフアライニングトルクの出方も、これまでの3シリーズと変わることなく気持ちの良いものでした。
コーナリングでは、横Gの高まりに比例してオンザレール感が向上し、クルマが置かれている状況を正確に把握しながら、どんなドライバーでも自分の手で限界を探る楽しみが味わえます。
タイヤの接地感をドライバーに伝えるセンサー類の高精度化もさらに増したという印象です。
エンジンのパワーに関しては、微低速域から踏み始めた直後に、ほんのわずかなトルクの立ち上がりの遅れを感じましたが、タコメーターの針は即座に跳ね上がってくれるため問題にはならず。
むしろ「回す喜び」が得られる特性として、MT向きのユニットであると思いました。
ブレーキペダルは、ドライバーの踏力に比例して効きが強まるタイプで、いかにも骨太でガッチリとした剛性感に富んでおり、安心感は絶大。エネルギー回生システムによる弊害は皆無であることを確認しました。
シフト操作とクラッチの繋がり感はややマイルドな感触で、これは高級サルーンに相応しいキャラだと思います。
BMWジャパンは、いつの時代でも3シリーズには必ずMT仕様を用意してくれるという、奇跡のインポーターですが、運転好きのドライバーなら、MTを選んで絶対に後悔はしないと断言できる感触です。
個人的には、どれだけ重箱の角を突いても不満や問題点が見当たらないほど完璧な悶絶サルーンとして、運転中、ひたすら大絶賛の嵐でありました。
あえて難をいえば、バックギアに入れる時に、やたらと重た過ぎる点ぐらいでしょう。
これは先代E46型時代からずっと継承されており、この重さのおかげで、走行中に誤ってバックギアに入れてしまう可能性はゼロなのですが、女性にはちょっと無理なんじゃないかと思えるほどの重さ(固さ)なので、女性オーナーに3シリーズのMTを味わっていただくためにも、そろそろ改善すべきであると思います。
これさえ改善されれば、AKB48の前田敦子さんや板野友美さんらにも安心してオススメできるでしょう。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。