清楚なお嬢様が豹変する瞬間・・・ベントレー コンチネンタル GT V8 S[2016年モデル] ショートインプレッション(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志/ベントレーモーターズジャパン
”比較的”安価なコンチGT V8モデルのスポーティ仕様に試乗
コンチネンタルGT V8Sはベントレーのなかでもエントリーモデルに近い方、比較的安価な約2000万円台————いいですか、もう一回言いますけど、“比較的安価”なのが“アラウンド2000万円から”、っていうところにまたお姫様願望が疼くんですけどね、まあハナシを戻せばそのベントレーのボトムを担う、グランドツアラーモデルであるコンチネンタルシリーズの、名の通りスポーティーバージョンである。
全長4,820mmx全幅1,945mm×全高1,400mm、こんなにでっかい図体して贅沢なことに2ドアの、クーペボディだ。
サイズだけ見ればなんともダイナマイトなハニーなのだけど、その大きさに惑わされずにエクステリアデザインを切り取れば、かなりシンプルなことに気付く。
過度にメタル装飾のされていない、すとんと切り落とされたように平坦な鼻先にブラックのメッシュが張られ、その左右にとんとんとリズミカルに愛らしく配された円い2灯で、先進とクラシカルを上手に共存させている。こんなにも癒し系なのに、ベースとなるコンチネンタルGT V8よりも、きっちりと速そうなデザインの妙!すごい。
その良質なインテリアに触れれば、どんな乙女も(オジサンも)ハートを射抜かれるであろう
対してインテリアはまさに世界観に満ち、かなりイケイケなのがまた面白い。独自の「ベントレーワールド」を造り上げているのは、実は内装なのだ。そしてこの室内がもう、それこそ乙女心ワシづかみ!かなりの陶酔系なんである。
マットブラックの上質な本革にどこもかしこもびっしり覆われた室内は、それだけならリッチでオトナな雰囲気。なのに、敢えて白のステッチを施して際立たせ、若々しいコントラストに仕上げている。
さらに内装の雰囲気を、ありがちなエレガンスに偏ることを許していないのがギラっとメタリックなシルバーのスイッチ類!これがあちらこちらにキラキラと鎮座ましましているのだけど、それらがいかにもメカっぽくて、クルマ好き心をくすぐるのだ。まるでヴィンテージのレーシングカーみたいなんだもの!
本当にこの内装にはトキメいてしまった。ノーブルすぎるわけでもシックすぎるわけでもない、ちょっとだけヤンチャっていうこのさじ加減が絶妙にツボ。クラクラしちゃう美しさを香り立たせていると同時に、遊び心をも匂わせているベントレー流の“スポーツ”の解釈には、心からシビれてしまった。これ、男性は男性で萌えるんだろうなと思う。良質なデザインって、性別を越える。
[清楚なお嬢様が豹変する瞬間!・・・次ページへ続く]
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