ベントレー コンチネンタルGT 2016年モデル 海外試乗レポート(2/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:ベントレー モーターズ ジャパン
6リッターW型12気筒ツインターボの最高出力がさらにアップ、まさに“モンスター”の領域へ
また、今回は環境性能を上げたと同時にパワーアップも施した。スタンダードの12気筒エンジンの最高出力は575psから590psへと数値を高めている。同時にGTスピードも625psから635psへとスープアップされた。どちらにせよ、もはやモンスターマシンの領域である。
エクステリアではフロントのバンパー、フェンダー、リアのバンパーなどがリデザインされる。
全体の印象は変わらないが、よく見るとよりアグレッシブになった。それと横から目立つフェンダーベントは見逃せない。いままでなかったところにアクセントが付いたのだから目を惹く。今後これが2016年型以降と以前の違いになることだろう。この他ではホイールデザイン、トランク、リップスポイラーなども変わっている。
インテリアでは、細かい変更はあるが正直あまり気づかない。時計のグラフィックの変更は、間違い探しゲームみたいなものだ。
が、ダイヤモンドステッチのシートやパドルシフトといった直接カラダに触れるところはすぐにわかる。特に素材が変わったことでパドルシフトは触り心地が気持ちよくなった。
これに対し、何食わぬ顔でとんでもないスピードが出ているのが12気筒の両モデル。ボディはどこまでもフラットで景色だけがものすごい速度で流れる。ただし、GTスピードは気持ちも高揚させる。
というのも、エキゾーストサウンドはレーシングカー並み。2015年、つまり現行型もそうだが、この迫力はものすごい。低音から鳴り響くそれは英国車流で、甲高いサウンドを得意とするイタリアのマシンとは異なる。イメージ的には60年代のフォーミュラマシンを現代的に味付け直したといったところだろう。同じ英国のジャガーFタイプやアストンマーティンのベクトルに近い。
そんな、2016年モデルのベントレーコンチネンタルGTシリーズ。
人気モデルなだけになかなか大きな変更は難しいが、それは同時にこのクルマの完成度が高いことを証明する。時間をかけてその価値をさらに高めて行く、その手法もまた英国流と言えそうだ。
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