アウディ 新型Q7 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
エレガントな環境性能SUV、登場
アウディ ジャパンは30日、自社のメインSUVであるQ7をマイナーチェンジして発表した。
今回の変更点はフロントマスクのデザイン変更がメインで、新デザインのシングルフレームグリルや、ヘッドランプにLEDポジショニングランプを配して一新させている。
今となってはアウディの顔ともいうべきこのLEDランプを、ようやくQ7にも採用したことにより、アウディのラインナップでフロントにLEDランプの採用が無いのは、残すところA8/S8のみとなった。今回のLEDランプの採用はリアランプにも採用されており、後方からの見栄えも良く、また視認性の向上にも寄与する形となっている。
またホイールのデザインも一新された。3.6L車は18インチ、4.2L車は19インチの標準設定だが、両グレードともオプションで20インチへのサイズアップも可能だ。
エンジンは従来のV6 3.6L FSIエンジンとV8 4.2L FSIエンジンの2ラインナップを用意。出力・馬力ともにそれぞれ前モデルとの数値上の変更は無いが、燃費に関しては7~7.5%の改善が実施された。具体的には3.6L車は7.1km/Lから7.6km/Lへ、4.2L車は6.7km/Lから7.2km/Lへと向上させている。
燃費改善の要因としては、トランスミッションにワイドレシオ化された6速ティプトロニックを採用したことや、ブレーキ回生システムの採用、さらにはドアミラーの小型化により空気抵抗を低減させたことなどが挙げられる。
また駆動に関しては最新世代のクワトロシステムと称し、フロント40:リア60のトルク配分をおこない、特にウェット路面での走行安定性能を大幅に向上させている。
車両価格はV6 3.6L FSIが¥7,400,000、V8 4.2L FSIが¥9,700,000としている。
昨今、ドイツ勢のSUVに注目が集まる中、三年ぶりのマイナーチェンジと、少々影を潜めていたQ7だが、より精悍でよりスポーティな面構えになっての登場に、ドイツSUVのさらなる攻勢の足音が聞こえてきそうだ。
この記事にコメントする