アウディの運転体験イベント、次なる一手はレースの世界!~「Audi Race experience」2016年よりスタート~(1/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:和田清志
アウディが世界展開する、心躍る「運転体験」の数々
1983年にドイツ本国でスタートし、ここ日本では2001年より開催される「Audi Driving experience(アウディ・ドライビング・エクスペリエンス)」。
文字通り「アウディの運転を”experience”=体験」するため、例えば期間限定で開催された体験型試乗スペース「Audi driving experience quattro park」など、これまでも心躍る様々な試みが実施されてきた。
そして2016年、もっと上のドライビングを目指すアウディユーザーに向け、新プログラム「Audi Race experience(アウディ・レース・エクスペリエンス)」が行われる。「アウディの体験」を超えて、今度はレースの体験だ。
そんなAudi Race experienceに触れられる取材会が行われたので、さっそくレポートしよう。
今度の運転体験は「モータースポーツの入り口」へ繋がっている
Audi Race experience(アウディ・レース・エクスペリエンス)は2010年、ドイツ本国で開始したプログラムで、アウディスポーツ カスタマーレーシングへの参加も視野に入れた本格的なドライビングレッスンだ。
すでにTTクーペを用いた若手育成のワンメイクレース「Audi TT Cup」(DTMの前座レースとしてドイツを中心に開催)を実施したり、さらに上のクラスでは「Audi R8 LMS CUP」(アジア圏で開催、日本でもWECの前座レースとして実施)も行われるなど、アウディスポーツ カスタマーレーシングが取り組む範囲は思いのほか広い。
アウディジャパンではこのRace experienceを「初級モータースポーツプログラム」と銘打っている。アウディ ドライビングアカデミーのインストラクター マスター、田部雅彦さんも「この日本でも将来的には若手レーサーを育成したい目論みがある」と語っていた。日本版 TTカップが開催されるのも、そう遠くないことなのかもしれない。
トレーニング編と実践編、2つのプログラムで構成
初級モータースポーツプログラムであるAudi Race experienceは、トレーニングプログラムの”Training session”と、実践編の”Circuit trial”の2部で構成される。
自動車専門媒体のみならず、一般誌・Web媒体の記者たちを中心とした取材会ということもあり、今回は第一段階のTraining sessionの一部を体感させて頂いた。
まずは座学で基礎知識を習得。そして運転の基本であるドライビングポジション取りやステアリングの回し方をマンツーマンで指導してもらう。
運転の基本、と書いたが、実際には多くの人が自己流のままステアリングを握っている。特にスポーツ走行ではちょっとした操作ミスが即大事故へと繋がる恐れがある。いや、街中の運転だって根底は同じだ。むしろある一定の安全性が確保されたサーキットよりも、公道のほうが緊急危険回避をしなければならないシチュエーションは多い。また万が一のやむを得ない衝突時には、出来る限り体を支える必要もある。
なのに背もたれを不必要に倒し、ダラッと肘をつきながら斜めの姿勢で片手ハンドル運転をする人の多いこと・・・こうした特別なプログラムばかりではなく、免許の更新時には、クルマを運転する全ての人たちが再確認すべき「基礎中の基礎」内容だとすら思う。
[いよいよモータースポーツを”実践”!・・・次ページへ続く]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。