“半自動運転”とも呼べる新機能も搭載した「アウディ 新型A4」発売【徹底解説】(2/2)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:アウディジャパン株式会社
日本では2リッターガソリンエンジンに2種類のパワートレインを設定
パワートレインは、本国には様々なバリエーションがあるが、今回は駆動方式により2種類の2.0TFSIを設定。
クワトロ(フルタイム4WD)向けのハイパワー仕様は、先代モデルからパワー/トルクともに引き上げられ「185kW(252ps)/370Nm」を発揮しながらも、燃費は「15.5km/L」と14%向上。
FFは、最新世代の「ライトサイジング」ユニットで、ミラーサイクル、ターボながらも11.8の圧縮比、デュアルインジェクション、AVS(アウディバルブリフト)などを組み合わせることで、「140kW(190ps)/320Nm」のパフォーマンスと「18.4km/L」という2リッタークラストップの燃費性能を両立。
トランスミッションは、全モデル7速のSトロニックを搭載。ちなみにFFのA4との組みあわせは、今回のモデルが初となる。
半自動運転とも呼べる新機能の「トラフィックジャムアシスト」を搭載
現代のクルマにとってマストアイテムとなりつつあるドライバー支援の技術も抜かりはなく、エマージェンシーブレーキの「アウディプレセンスシティ」、もしもの衝突に備える「アウディプレセンスベーシック」はもちろん、「アウディレーンキープアシスト」、「リアビューカメラ」、「アダプティブクルーズコントロール」、「アウディパーキングシステム」など全車標準装備。
更にオプションで「アウディサイドアシスト」、「アウディプレセンスリア」、「サイドエアバック(リア)」、「パークアシスト」、「サラウンドビューカメラ」の追加も可能。360度全方位の安全支援を行なうことが可能だ。
ちなみにアダプティブクルーズコントロールに加えられた新機能「トラフィックジャムアシスト」は、アクセル/ブレーキに加え、状況に応じてステアリング操作も介入。半自動運転と言ってもいい機能である。
Audi A4 Sedan 2.0 TFSI(A4 Sedan 2.0 TFSI quattro)スペック
ハンドル位置:右/全長×全幅×全高:4,735×1,840×1,430mm/ホイールベース:2,825mm/駆動方式:前輪駆動(フルタイム4WD [クワトロ])/JC08モード燃費:18.4km/L(15.5km/L)/総排気量:1,984cc/最高出力 [FF]:140kW(190PS)4,200-6,000rpm/最高出力 [クワトロ]:185kW(252PS)5,000-6,000rpm/最大トルク [FF]:320Nm(32.6kgm)1,450-4,200rpm/最大トルク [クワトロ]:370Nm(37.7kgm)1,600-4,500rpm/トランスミッション:7速 Sトロニック
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