アストンマーティン ヴィラージュ 試乗レポート/石川真禧照(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
最良のアストンといってもよいほどに完成しているスポーツカー
イギリスのアストン・マーティン社の新車投入パワーは限界知らず、といってもよいほどだ。それだけでなく、先日のニュルブルクリンク24時間レースには、今年も社長のウルリッヒ・ベッツ自らが出場している。とにかくアクティブなのだ。そのパワーがニューモデルにも感じられる。
今回のヴィラージュは、同社のDBSとDB9の間を埋めるモデル、と位置づけられている。2ドアクーペとコンバーチブル(アストンはヴォランテと呼ぶ)の2車種。
DBSとDB9の中間といわれてもフツーの人にはピンッとこない。車両価格でいうと、DBSは約3300万円から、DB9は約2100万円からスタートしている。
で、このヴィラージュは2299万5000円からという別次元のクルマだ。
ヴィラージュはホイールベースなどのコンポーネンツはDBSとDB9と共通だが、最新モデルにふさわしくかなり、改良されている。
とくにシャシーの進化は著しく、現時点で最良のアストンといってもよいほどに完成しているスポーツカーと言える。
アストン・マーティンのモデルは4ドアのラピードやトヨタiQをベースにしたシグネットを含めて8車種ある。しかし、そのスタイリングは正直言って、どれもよく似ている。かなりのアストン好きでなければ見分けるのは難しい。
このヴィラージュも一見、DBSやDB9と見分けがつかないが、細部はかなり違う。パッとみて判るのは、フロントバンパー下の左右とボディサイド下に大きく張り出しているフィン状のエアロ。これはこれまでのアストンにはなかった。
ボディサイズは全長4703×全幅1904×全高1282mm(クーペ)。高さはロードスターより25mmほど高いが、長さはレクサスHSと同じ、幅はLSよりも広いというプロポーション。幅広く、低いクーペだ。
室内は一応リアシートは備わってはいるが、足もとは狭い。天井も低い。身長140cmが限界の2+2シーターだ。しかし、本当に美しいクルマだ。
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