アストンマーティン ヴィラージュ 試乗レポート/石川真禧照(2/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
ヴィラージュの走りはとにかく豪快の一言に尽きる
ヴィラージュのボディはアストン独自の接着式アルミ“VH”構造。航空宇宙産業からフィードバックされたテクノロジーで、頑丈だが、軽量なプラットフォームが形成されている。それを今回はヴィラージュ用にさらに強化している。
その成果はオープンカーのヴォランテでよくわかる。海外試乗会でハンドルを握ったヴィラージュ・ヴォランテは、これまでに乗った4シーターオープンカーの中で、ベスト3に入るボディ剛性を実現していたのだ。
乗り心地に関しては、センターコンソールにある、アダプティブダンピングシステムで、ノーマル/スポーツの2段階に切り替えることが出来る。乗り心地の硬さの差は明確。路面によりいろいろとトライしたが、日常の使用はノーマルがベストだ。
さらにセンターパネルのsportボタンを押すと、アクセルレスポンスの鋭さが変わる。スポーツモードを選択すると、町中でも勇ましいエキゾーストサウンドと素早い加速を楽しむことができるのだ。
ヴィラージュのミッションはマニュアルシフトモード付きの6速AT。
エンジンをスタートさせる。いきなり3000回転まで勝手にエンジンが上昇する。アイドリングまで回転が下がったところで、Dのボタンを押すと準備完了。V12の6リッター、497馬力はDBSに次ぐ高出力。トルクは570Nm。こちらはDBSとDB9と同じだ。
Dレンジを選択しての走りはとにかく豪快の一言に尽きる。V12の6リッターエンジンは一気に6500回転まで上昇し、0~100km/hの加速はノーマルモードでも5秒台。走っている姿も美しい。
ナナメ後方に開くスワンウイングのドアは乗り降りがとてもラク。本革をふんだんに使用した室内は斬新なデザインで、別世界に引き込んでくれる。700Wのバング&オルフセン製オーディオも臨場感にあふれている。
ヴィラージュは、豪華さと、使い易さと、速さと、美しさをすべて兼ね備えたスーパースポーツクーペと言える。
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