メルセデス・ベンツ 新型Gクラス「G65AMG」「G63AMG」試乗レポート/岡本幸一郎 -V12ツインターボ搭載、最強の「G」に試乗!-(1/2)
- 筆者: 岡本 幸一郎
内外装を一新し、最新世代のパワートレインと装備を搭載した新型Gクラス
「ゲレンデヴァーゲン」の通称で知られるメルセデス・ベンツGクラス。
その誕生は1979年にまで遡り、基本的なスタイリングや堅牢なボディを現在にいたるまで受け継ぎながら進化しつづけてきた。そして2012年、大がかりな変更を実施。内外装が一新されたほか、最新世代のパワートレインや数々の最新装備が与えられた。
「G550」は従来の「G550ロング」をベースに改良。AMGモデルは、従来の「G55AMGロング」の後継として、最新世代のV8直噴ツインターボエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「G63AMG」を設定。さらに、Gクラスとして初めてV12エンジンを搭載したスーパーオフローダー「G65AMG」が追加された。
車両価格は、G550が1,340万円、G63AMGが1,780万円。この2モデルに関しては、大幅な性能向上と装備充実が図られたにもかかわらず、価格は従来モデルから据置かれた。
そしてG65AMGは、なんと3,250万円(!)。これまでメルセデスの量産車の中で最高額だったS65AMGとSL65AMGの3,050万円をしのぐ金額だ。
今回は、G63AMGとG65AMGの2モデルに試乗した。1,780万円と3,250万円。そんな高価なクルマに乗れるというだけでも胸躍る思いである。筆者としてもGクラスに触れるのはひさしぶりのことだ。
エクステリアはGクラスの伝統を受け継ぎながら、LEDドライビングライトや新設計ドアミラーなど新しいものを採り入れていることが見て取れる。
試乗したG63AMGとG65AMGには、迫力ある新デザインのAMGフロントスポイラーやオーバーフェンダー、さらにG63AMGには専用ハイグロスブラックグリル、G65AMGには専用ハイグロスクロームグリルなどが与えられる。存在感は抜群だ。
エクステリアはまだ想定内として、インテリアを見て思わず感嘆の声がもれた。目を見張る豪華さだ。シート、ダッシュ、トリム、ルーフライナーなど、一連のものが極めて上質に仕立てられている。
G63AMGだって高級感はかなりのものだが、G65AMGではさらに標準で最高品質の素材を用いたエクスクルーシブな空間が構築されている。なお、G63AMGも同じ仕様を選ぶことは可能となっている。
インパネは往年のGクラスの基本形状を受け継ぐが、そこに最新のメルセデスらしい洗練されたデザインと機能が与えられている。
ダッシュボード上面中央に大画面の7インチワイドディスプレイを設置し、メルセデスが誇る最新の車内テレマティックシステム「COMANDシステム」も搭載している。さらに、12個のスピーカーを備えるharman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステムを標準装備。あらゆるものが最上級だ。
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