女性モータージャーナリストの竹岡圭さんが全日本ラリー選手権に参戦!自ら“圭 rally project”を発足「夢を叶えたい」
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オートックワンでも数多くの試乗記などを執筆してくれている、モータージャーナリストでプロダクション人力舎所属のタレント“竹岡圭”さんが、2017年の全日本ラリー選手権に参戦すると発表した。
竹岡圭さんは、BS日テレで放送中の「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」にもお笑いコンビのおぎやはぎさんと共に長年に渡り出演しているので、同番組で彼女のことを知った方も多いかもしれない。
今回、竹岡さんは長年の夢であったラリーへの参戦を実現するため、自ら“圭rally project”を立ち上げるとともに、発表会をアバルト松濤にて開催した。
竹岡さんは冒頭の挨拶で何故ラリーに参戦するのか、その経緯について「まず、なぜこんなことをやろうと思ったのかと言いますと、単純に言ってしまうと私が長年“ラリーをやりたかったから”なんですね。いつか、と思っていると中々踏み出せなくて。年も重ねてきて、もうそろそろやらないとホントに出来なくなっちゃうなと思って。一所懸命貯金をして、貯めていたお金をどーんとラリーに突っ込みました。
でも、それだけでは足りなくて。クルマ(参戦するラリーカー)に沢山のステッカーが貼ってありますけれども、多くの方々に応援して頂き、いよいよ今年スポット参戦ではありますが、全日本ラリー選手権に参戦出来る目途が立ちました」と説明する。
さらに竹岡さんは、圭 rally projectを立ち上げたことについて「なぜ、他のチームに入れてもらわずに自分でやることにしたのかと言いますと、年齢も年齢なので、今からプロのラリードライバーに育ててもらおう、というわけでもありませんし、ちょっと中途半端でもありますからね(笑)でも、全く新しいことを、女性が全てを投げうって始めるということで、そこに共感していただけるとありがたいな、という思いもあったりします」と、その決意を語った。
大変なことになった、と笑いながら話すのは、かつてWRC(世界ラリー選手権)にも参戦していたラリードライバーで、圭 rally projectチームの監督を務める小西重幸氏。
小西氏は、WRCでの目覚ましい活躍を初めとしたこれまでの経験を活かし、勝つための戦い方やクルマのセッティング方法など、自身が得意とする分野でのアドバイスを実践していくとのこと。
小西氏は、竹岡さんについて「実は竹岡さん・・ラリードライバーとしては素人なので(笑)これから練習なんかも、本格的にテストも含めて乗っていこうとは思うのですが、ちょっと乗った感じ、不安を感じています(笑)」と、胸の内を語る。
だが、「なにぶん名前の通っている方なので、全日本ラリーを盛り上げて頂くということでも参戦するのはいいのかなと。素人の状態からどう戦っていって、どんなことを感じていくか、そんなところを皆さんにうまく伝えていただければ嬉しいな」と、竹岡さんへの期待感も露わにした。
今回、同プロジェクトの立ち上げには多くの人々や企業が関わっており、発表会では同プロジェクトのスポンサーも紹介された。まず最初にムゼオ チンクエチェント レーシングチームの深津氏が登壇。
深津氏は今回、参戦車両となるアバルト500 Rally R3Tの提供について「この車両は元々、Tカー・デモラン等に使っていた車両で、竹岡さんがラリーに出たいということで、それではウチの車両を使っていただいてということで」と、その経緯を語った。
同車両は、アバルトのレーシングカー部門がFIA-R3規定に則って生産していた車両で、ギャレット製GT1446ターボチャージャーを装着。1.4リッター直4エンジンを搭載し、パワーはR3規定のため(実際にはもっと出るが)180PS、トランスミッションは6速のシーケンシャルを搭載している。トラクションコントロールやABSなどの電子デバイスが何も付いていないので、運転はかなり難しいと深津氏。
深津氏は、竹岡さんのラリー参戦について「パーツの手配など、これからもお手伝いすることがあると思いますので、竹岡さんのラリー活動を陰ながら応援していきたいと思います」と話した。
参戦車両の詳細については、以下の通り。
圭&mCrt ABARTH500YH(ABARTH500 Rally R3T)
FIA-R3 規定に準じたモディファイを施したラリー競技向けキットカー。
SPEC FIA R3 規定準拠
エンジン:直列 4気筒 1400cc
ターボチャージャー:ギャレット製 GT1446
リストリクター:29mm
最高出力:180HP/5500rpm
駆動方式:FF
車両重量:1080kg(R3 規定最低重量)
さらに、ラリー参戦にあたっては今回の発表会イベント会場となったアバルト松濤、タイヤを提供してくれる横浜ゴム株式会社、自動車のボディコーティングの施工やコーティングを手掛ける大和オートモビルズ、クライスラーやジープ、ダッジ、マセラティなどを販売する株式会社ファイブスター東都、サングラス用偏光レンズの製造・販売を行うタレックスと、多くのスポンサー企業が今回の発表会に集まり、竹岡さんの門出を笑顔で祝福した。
また、カーソムリエを軸としてオートックワンともこれまで幾度も関わりのある“くるまマイスター検定”も、実はスポンサーとして名を連ねている。
くるまマイスター検定では、自動車知識についての検定試験を年に1回、全国規模で開催している。竹岡さんはそのくるまマイスター検定の公式サポーター・応援団として同検定のトークショーなど様々なイベントで後援している。
森本氏は、竹岡さんのラリー参戦について「竹岡さんはいつも『クルマは楽しくなくちゃ』ということをおっしゃっていただいています。私たちも“クルマは楽しい”ということを様々な方々に知っていただきたいということで、こういった活動をしております。竹岡さんが(ラリーで)走って、笑顔になればなるほど、我々も笑顔になれると思います。ぜひ頑張ってください」と話した。
さらに今回、収録で竹岡さんと週に一度は会っているというおぎやはぎもビデオメッセージという形で登場し、竹岡さんへ応援のエールを送った。
多くの人々に応援され、いよいよ本格的に始動する“圭 rally project”。次の参戦予定は、2017年4月7~9日 全日本ラリー選手権第2戦 「ツールド・九州in唐津」。以降の参戦予定は以下の通り。
参戦予定大会
~ABARTH500 RALLY R3T~
・全日本ラリー選手権2017 -ターマック-
Rd.2 2017.04.07-09 ツール・ド・九州2017 in 唐津(佐賀)
Rd.5 2017.06.08-11 モントレー2017 in 嬬恋(群馬・長野)
Rd.9 2017.11.03-05 新城ラリー2017(愛知)
~RENAULT LUTECIA RS2.0~
・TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ 2017
Rd.1 2017.04.02 富士山すその/西シリーズ(静岡)
・全日本ラリー選手権2017 -グラベル-
Rd.7 2017.09.15-17 RALLY HOKKAIDO(北海道)
また、圭rally projectの情報を発信する、オフィシャルホームページとFacebookも開設されたので、興味のある方は、以下のURLからぜひ。
圭 rally project オフィシャルホームページ
圭 rally project Facebook
おぎやはぎの愛車遍歴フェスティバル2017
ゴールデンウィーク真っ只中となる2017年5月3日(水・祝)~5月6日(土)の4日間、東京・お台場の特設会場にて“おぎやはぎの愛車遍歴フェスティバル2017”が開催される。
今回のイベントのポイントとしては3つあると、BS日テレの塚本氏。
1つめはおぎやはぎと一緒に創り上げていく“一体感” 、2つめはまもなく200回目を迎え長寿番組となるにあたりファンの期待を裏切らない“充実したコンテンツ“、3つめはGWということもありクルマ情報番組ながらも“ファミリーでも楽しめる”イベントという。
また、5月5~6日には土屋圭市さんが登場するほか、6日には公開収録も行われ、ゲストとしてケンドーコバヤシさんが登場するとのこと。イベントの詳細内容やスケジュールなどは今後、以下のホームページにて随時公開予定。
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