世界500台限定、4千万円超の価格・・・マクラーレン「675LT」新型車解説(3/3)

世界500台限定、4千万円超の価格・・・マクラーレン「675LT」新型車解説
McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT McLaren 675LT 画像ギャラリーはこちら

4000万円超といえど、持ち主によっては高いバリューが得られるはず

3モードの設定ができる新設計のサスペンションは、最高峰のP1で得た知見を基に、13.7kgの軽量化とアジリティの向上に成功している。あわせて800gも軽量化されたホイール(前19インチ/後20インチ)を履くことで、バネ下荷重の低減をはかり、さらなる操舵性の向上を図っている。

バネレートも前27%、後63%も引き締められており、トレッドの拡大とあわせて、コーナリング特性が大幅に高まっているに違いない。

McLaren 675LT

当然、ブレーキやタイヤといった部分も、パワートレインの強化に伴って変更を受けている。

フロント/6ピストン、リア/4ピストンのカーボン製キャリパーを搭載し、394mmの大径ディスクを挟みこむ。“ロングテール”エアブレーキの効果とあいまって、性能能力の高まりもまた、ドライバーがパフォーマンスを出し切れる要素だ。

足元には、前:235/35R19、後:305/30/R20のファットな「ピレリ Pゼロトロフェオ R」は、サーキットで威力を発揮するべくグリップ力を6%も高められている。

これらの総合力により、0−100km/h加速を2.9秒でこなす俊足ぶりを発揮する。

価格は4,353万4000円。ベースとなる「650S」とは1,000万円の差がある。

しかし、世界500台限定となると、日本に何台入ってくるかは推して知るべしであり、代金を払えるから手に入れられるというものでもないだろう。加えて、「675LT」のパフォーマンスを引き出せる腕の持ち主であれば、バリューな選択となることに間違いはない。

前へ 1 2 3

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

川端 由美
筆者川端 由美

1971年生まれ。大学院 工学専攻 修士課程修了。1995年住友電工にて、カーエレクトロニクスやタイヤの研究にたずさわる。1997年、二玄社『NAVI』編集部に編集記者として転職。2004年からフリーランスの自動車ジャーナリストとなる自動車の新技術と環境問題を中心に取材活動を行なう。エンジニア、女性、自動車ジャーナリストといったハイブリッドな視点でリポートを展開する。国土交通省・独法評価委員会委員、環境省・有識者委員ほか。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マクラーレンの最新自動車ニュース/記事

マクラーレンのカタログ情報 マクラーレンの中古車検索 マクラーレンの記事一覧 マクラーレンのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる