「トレンドライン」か「コンフォートライン」か…どちらのゴルフが最良?

「トレンドライン」か「コンフォートライン」か…どちらのゴルフが最良?
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「トレンドライン」か「コンフォートライン」か…どちらのゴルフが最良?

フォルクスワーゲン ゴルフ コンフォートライン

MJ参謀長閣下、是非アドバイスをください!間もなく5度目の車検を迎えようとしている愛車のS社製Flat6ワゴン(愛称ガシ)、20万キロ近くを共に過ごして来たガシもトラブルが増え、止む無く手放す決意を固めました。この10年間というもの、ガシは私や家族を乗せて通勤にドライブに東奔西走、まさに私にとってマイカーはかけがえの無い相棒のようなものです。

そんな私の次なる相棒として、ゴルフ6の“トレンドライン”か“コンフォートライン”を考えています。しかしながら、この両者の価格差と個性との関係が私には今ひとつ解り難く、掴み難いのです。

私と相棒の付き合い方は平日通勤で60キロ、休日はドライブで月に数百キロ、年間2万キロ程度は走ります。こんな私の次のベストパートナーとしてどちらがより良い選択なのか、参謀長閣下の忌憚ないご意見をお願いします。 追伸:実はC3やDS3といった仏車に後ろ髪を引かれたりもするのです・・・、悩ましい。(サトウさん)

其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!

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10年20万キロですか! すばらしいですね。私も一生に一度くらい、そういうクルマの使い方をしてみたいですが、もう五十路だしムリです。残念。

さて、ゴルフのトレンドラインとコンフォートライン、どちらがいいかというお話ですね。 エンジンは、ベースグレードであるトレンドラインが1.2リッター直噴ターボで、コンフォートラインが1.4リッター直噴ターボ。最大トルクは、トレンドラインが175Nm(1800ccクラス)なのに対して、コンフォートラインは200Nm(2000ccクラス)となっています。

で、両者、性格がどのように違うかと言いますと、「ほとんどソックリ」です。つまり、個性としてはまったく同じと言ってよく、どちらも低い回転から驚くほどトルクがあって、日常的な走行では300%の満足感があります。ただ、アクセル全開時には、それほど物凄い加速はせず、それほど気持ちよくもありません。どちらも日常的な、エンジン中回転までの領域ですばらしい性能を発揮します。 足回りのセッティングもほとんど差はありません。とにかくしなやかで、コーナリングも高速巡航も抜群にイイ。日常走行のチャンピオンという感じです。

フォルクスワーゲン ゴルフ コンフォートライン

じゃ両者なにが違うのかというと、「コンフォートラインの方がちょっとだけ走りの余裕が大きい」ということなのです。サトウさんが「個性の差が掴み難い」と言うのもわかります。鋭いです!

価格は、トレンドラインが263~264万円で、コンフォートラインは289万円。その差は25万円ほどです。

ヘッドライトやエアコンなど、コンフォートラインの方が装備がややゴージャスなので、価格差の25万円は納得ですが、コストパフォーマンスは猛烈に僅差です。

このように、性格が極めて近い2台なので、その個性がより際立っているのは、値段の安いトレンドラインの方だと言えるでしょう。トレンドラインの方が、より小さい排気量で日常性能を300%満たしているので、そっちのほうが凄え! と感じるのです。

ま、凄え! のは両方ともスゲエので、それもまた僅差ですが、「これで1.2リッター!」という驚きは、「これで1.4リッター!」より少しデカいです(笑)。

MJブロンディの「ひとりごと」

シトロエン C3シトロエン D3

トレンドラインには2つのグレードがあります。

ブルーモーション(アイドリングストップ付き)は、フォグランプなどが省かれていますが、プレミアムエディションに対してわずか1万円の上乗せですし、エコカー減税も50%から75%にアップしています(※注・コンフォートラインも50%減税)。

ただ、アイドリングストップ装置が付くと、バッテリーの値段が高くなるので、サトウさんのように長距離を走る方は、バッテリー交換のたびに「ウーン……」と思われるかもしれません。アイドリングストップで節約できるガソリン代は、おおむねバッテリー代の差額で消えると思っていいです。

ブルーモーションとプレミアムエディションとでは、減税額が合計で4万3000円ほど違うので、1万円の価格差を考えても若干ブルーモーションの方がお得ですが、長い目で見ればまったくの僅差。アイドリングストップ付きは、スターターモーターが20万キロもたずに途中で交換になる可能性も、少し高いように思います。

どっちがいいか実に微妙なので、ならば装備が少しだけいいプレミアムエディションの方が、ちょっとだけおトクかもしれません。これまた猛烈に僅差ですが……。

シトロエンC3やDS3は私が大好きなクルマですが、サトウさんが今回も10年20万キロ乗ると仮定すると、ゴルフの方が向いていると思います。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

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