フォルクスワーゲン クロスポロ 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部
「マグマオレンジ」が鮮やかなスタイリッシュクロスオーバーが登場!
今年は、クロスオーバーの当たり年といえそうだ。先月だけでも日産 ジューク、スバル インプレッサXV、プジョー3008、そしてこのフォルクスワーゲン(VW)クロスポロの4台がデビューしているのだから。
これらを見渡して気づくのは、ほとんどが初代モデルということ。ひと足先に発売されたBMW X1もそうだ。その点クロスポロは新型が2代目だから、先輩格といえるかもしれない。
成り立ちは2006年に登場した旧型と似ていて、ポロの5ドアボディをベースに専用バンパー、フェンダーエクステンション、サイドスカート、ルーフレールを装着し、このルーフレールとバンパーのアンダーガード風アクセント、ドアミラーをシルバーとしている。
17インチホイールに履くタイヤは215/40R17で、これも従来どおり。4,000×1,710×1,505mmのボディサイズは80mm長く、40mm幅広く、30mm背が低い。旧型ではポロの20mmアップだった車高は、15mmアップへと変更されている。
インテリアでは、一部にボディカラーを反映した専用シートのほか、カラーステッチを入れた本革巻きステアリング/シフトノブ/パーキングブレーキグリップやアルミ調ペダルが、クロスポロ独自のアイテムになっている。
いままでと大きく違うのはパワートレインだ。
1.6リッター自然吸気エンジンにトルコン式6速ATの組み合わせから、オリジナルのポロ同様、1.2リッター直噴ターボのTSIエンジンと、7速デュアルクラッチMTのDSGとのコンビになった。
太いタイヤと高めの車高は燃費性能では不利で、10・15モード燃費は18.6km/Lとオリジナルをやや下回るが、旧型の14.4km/Lからは大幅アップ。ポロに続いて、エコカー減税・補助金対象車の仲間入りを果たした。
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