autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム トヨタが巨額の予算を投じてWRCに復帰する理由

自動車評論家コラム 2016/12/14 18:22

トヨタが巨額の予算を投じてWRCに復帰する理由(1/2)

関連: トヨタ Text: 国沢 光宏 Photo: 国沢光宏/トヨタ
トヨタが巨額の予算を投じてWRCに復帰する理由

なぜWRCに出るのか? なぜF1じゃなくWRCなのか?

トヨタ WRC2017参戦体制発表会TOYOTA GAZOO Racing ヤリスWRC

12月13日にフィンランドのヘルシンキでトヨタのWRC参戦体制が発表された。380馬力1.6リッターターボのヤリス(日本名:ヴィッツ)WRCで2017シーズンに挑むことになるが、今回一番のニュースは今年までVWに乗っていたラトバラ選手の加入ということになる。

けれど一般メディアの報道を見ていると当然のことのように、「なぜWRCに出るのか?」という切り口が目立つ。

やはり大きな予算を投入しなければならないWRC参戦には、大きな理由や狙いが必要だということなんだと思う。

もう一つ。「なぜF1じゃなくWRCか」という理由も皆さん気になるようだ。果たしてトヨタのWRC復帰にはどんな理由があるのだろう。今までの流れを振り返ってみたい。

一般的にモータースポーツへ参戦するプロセスは、

1)ライバルの参戦を見て置いて行かれないように

2)販売戦略の一環

3)社内に参戦したいというグループのプロジェクト

ということになる。

>>ついにお披露目となったヤリスWRC2017を写真でチェック(画像33枚)

本田宗一郎氏が最初に参戦した理由は“ワクワク”

トヨタ WRC2017参戦体制発表会

しかし日本の企業で一番最初にモータースポーツ参戦を決めた本田宗一郎さんは違っていた。海外のモータースポーツに接し、“ワクワク”したからである。当時のホンダの場合、ライバルなんて誰もモータースポーツなどやっていないし、販売戦略も無し。何より社員はレースに出るなんてアイデアすら持っていなかった。意外なことに海外の自動車メーカーの参戦理由もホンダと同じ傾向。

理由などなく、単に“勝ちたいから”とか“好きだから”みたいな雰囲気である。もっと違うのは『勝ち』に対する価値観である。日本のモータースポーツの多くは『勝つことが目的』になっている。したがって勝たなければ宣伝にもならないと考える。現在のホンダF1などはまさしくそんな状況。

>>ついにお披露目となったヤリスWRC2017を写真でチェック(画像33枚)

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