トヨタ カローラ アクシオ/カローラ フィールダー 新型車 発表会速報 ~「コレカラカローラ」で東北を元気に!~
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部/トヨタ自動車
「コレカラ カローラ」は東北・宮城生まれ!
2012年5月11日、トヨタを代表する大衆車ブランド「カローラ」がフルモデルチェンジを実施した。
1966年にデビューした初代から数え、11代目モデルとなった新型。日本仕様の新型カローラは、先代同様に4ドアセダンの「カローラ アクシオ」とワゴンの「カローラ フィールダー」の2モデルが用意される。新型カローラのトピックスはいくつかあるが、まずは生産拠点から。昨年より稼動を開始し、先代カローラ アクシオのみが造られていたセントラル自動車 宮城工場へ、今回からカローラ フィールダーも生産を移管。新型カローラシリーズ2モデルが同じ工場で造られるようになった点が挙げられる。
あの東日本大震災から1年あまり。日本を代表するモデルの生産が東北で行われることは、もちろん震災以前から決まっていたことだ。しかし今となっては、何か因縁めいたものを感じる。
東北産カローラを買うことは、被災地支援にも繋がる!
同日行われた記者発表会はそうした背景を紹介するべく、東京の会場に加えセントラル自動車 宮城工場との2箇所を中継で繋ぎ行われた。宮城の工場では生産開始を記念し「ラインオフ」の式典も行われ、トヨタ自動車の豊田 章男 取締役社長らも現地からスピーチを行った。
章男社長は「今日5月11日は新型カローラの誕生日であるとともに、東北のモノ造りが新たにスタートする記念すべき日だ」と高らかに宣言した。昨年末、新型ハイブリッドカー「アクア」の生産を開始した関東自動車工業 東北工場(岩手県)とともに、東北を愛知、九州に次ぐ第3の国内生産拠点にすると位置付けた。今後はセントラル自動車、関東自動車工業を統合し、コンパクトカーに特化したトヨタ自動車東北を7月に設立する予定となっている。トヨタ自動車東北では、生産のみならず車両の企画段階から東北の地で一貫して行える、総合車両メーカーを目指す。
式典の主賓として参加した村井 嘉浩 宮城県知事も、雇用の裾野が広い自動車産業が被災地の東北へやって来たことを歓迎。「宮城県産のカローラを買うことは、被災地支援にも繋がる」と、生産開始の歓びを語った。村井知事は、東北の玄関口、仙台空港で新型カローラ アクシオ/カローラ フィールダーの展示を開始し「東北生まれの日本のカローラ」として、東北復興のシンボルとすることも明らかにした。
「コレカラカローラ」キャラクターは小栗旬 ~「ニッポン コレカラプロジェクト」もスタート~
東北での式典中継のあと、東京会場では独自の発表が行われた。それが、新型カローラ アクシオ/カローラ フィールダー発売キャンペーン「カローラプレゼンツ ニッポン コレカラプロジェクト」だ。
1966年のデビュー以来、日本を代表する大衆車として、日本全国の人々の生活を支えてきたカローラ。新型カローラでは「これからを生きる人の、コレカラカローラ」をキャッチコピーに、日本で世の中に風穴を開けようと今まさに頑張っている「コレカラパーソン」を応援し日本を元気にしようというのが 「ニッポン コレカラプロジェクト」の趣旨だ。日本全国のコレカラパーソンに密着し、そのドキュメントを動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開していくとともに、全国の活動模様を一覧できる公式ホームページも用意する。
発表会の会場には、そんなコレカラパーソンを代表する5組7名が登場した。YouTubeで話題を呼んだ「レディ・ガガ」ならぬ「レディ・カガ(加賀)」の芸妓サンや、長野の美しすぎる銅板画家、宮崎の美人女子大生ボクサーなど、気になるコレカラパーソンばかり!
詳しくは公式サイトをチェックして欲しい!
◎参考:
■「カローラプレゼンツ ニッポン コレカラプロジェクト」ホームページ
また新型カローラシリーズのTVCMも披露された。キャッチコピーは先ほどの「これからを生きる人の、コレカラカローラ」。人気俳優の小栗 旬(おぐりしゅん)さんがフィールダーの男、アクシオの男の1人2役で登場するものだ。フィールダーの男は、レジャーなどに活躍するアクティブイメージを持つワゴン車らしく「チャレンジを楽しむ」男。いっぽうのアクシオの男は、フォーマルで生真面目な老舗セダン車「カローラ アクシオ」をイメージしたのか、「やさしさを大切にする」男という設定となっている。TVCMは5月12日(土)より放送が開始され、さらに5月18日(金)からはアクシオ、フィールダーの各モデル毎のTVCMもオンエアされる予定となっている。
地球人の幸福と福祉のためのカローラを
当初の予定を大幅に超え、実に2時間にも渡る異例の長丁場となった新型カローラの報道発表会。順番が逆になったが、生産拠点の話題以外にも豊富な、新型カローラ アクシオ/カローラ フィールダーの見どころについて紹介していこう。
先代に続きカローラシリーズの開発責任者となったトヨタ自動車 製品企画本部 藤田 博也 チーフエンジニアは、初代カローラの開発責任者が開発ポリシーとして「地球人の幸福と福祉のためのカローラを」を掲げていたことに触れ、新型のカローラも原点回帰を標榜。「大人4人が、安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」をテーマにいちから開発したことを明かした。
そのため新型カローラは、ボディサイズを50mm短くし、1.3リッターモデルを復活させるなど、新型車としては珍しくダウンサイジングを実行。さらにSRSサイド・カーテンシールドエアバッグや横滑り防止装置VSCを(一部のビジネスグレードを除き)全車に標準装備化するなど、上級モデル並みの安全装備をおごった。
新型カローラ アクシオ/カローラ フィールダーの詳細については、以下の関連記事も併せて参照にして欲しい。
◎参考:新型「カローラ アクシオ/カローラ フィールダー」関連記事
■トヨタ 新型カローラアクシオ・新型カローラフィールダー 新型車解説/松下宏[2012年5月11日]
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