トヨタ 86(ハチロク)[2015年モデル] 試乗レポート/国沢光宏(1/4)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:茂呂幸正
ハチロク、デビュー以来2度目の年次改良
年次改良を受けた「トヨタ 86」に試乗した。
今回2015年モデルの改良点といえば、電動パワステの特性変更とボディ剛性の向上である。最初の年次改良で行われたボルト圧着力の向上は相当話題になったけれど、2回目の年次変更、Webで検索してもほとんど出てこない。ということでキッチリ紹介してみよう。
より自然なステアリングフィールに
まずパワステ。今までのパワステもこれといった問題点を感じなかったが、トヨタに聞くと「直進状態からわずかにハンドル切った時のアシスト量をもう少しリニアにしたいというリクエストに応えました」。確かに電動パワステの場合、微少舵角を与えようとした時に、どの程度アシストするか難しい。
乗ってみたら、なるほど直進からハンドル切った時のコントロール性が良くなっている。もう少し正確に書くと、今までもあまり気にならなかった特性を、一段と良質にしました、というイメージ。結果、コーナー入り口で前輪荷重しながら丁寧にハンドル切り込むと、今までより素直にターンインし始めます。
[ボディ剛性等の改善で走りはどう変わった!?・・・次ページへ続く]
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