スバル 新型フォレスター 雪上&氷上試乗レポート/マリオ二等兵(2/2)

スバル 新型フォレスター 雪上&氷上試乗レポート/マリオ二等兵
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“刺激が足りない”と感じるほどの安定感を見せる、氷上の新型フォレスター

新型フォレスター in 女神湖新型フォレスター in 女神湖

ツルッツルの氷の上でも基本的な印象は変わりませんが、ここでは安定性重視のアクティブトルクスプリットAWDの特徴が如実に現れます。

基本的な駆動配分はフロント寄りとし(おおむねF60%:R40%程度)、状況に応じてリアへの駆動力が強まるシステムなので、リアをパワースライドさせて向きを変えるような走りを楽しむ場合は、他のスバルAWDシステムと比べるとやや物足りなく感じます。安定し過ぎて刺激が足りないように感じるのです。

スバルの場合、AWDは大別すると4種類も用意されており、ターボエンジンのATにはVTD-AWD(基本リア寄りの駆動配分)、NAエンジンのATはアクティブトルクスプリットAWD(基本フロント寄りの駆動配分)を採用するパターンが過去20数年間にわたり踏襲されてきましたが、新型フォレスターでは初めてターボのATなのにアクティブトルクスプリットAWDを採用。ターボでも安定志向を強めたことがわかります。

最近のアクティブトルクスプリットAWDにはタックイン抑制機能も備わっているので、安定性を保つためには最強のシステムといえるでしょう。

それでも、VDCをオフにした状態でアクセルを多めに踏み込めばリアにも即座にガッツリ駆動力が伝わるので、雪上/氷上なら四輪パワースライド状態に持ち込むことは難しくありません。この駆動配分が変わる瞬間の感触は、他社の基本フロント寄りAWDより実感しやすいという印象です。

「X-MODE」があればスタックしても大丈夫!

新型フォレスター in 女神湖

パワーを制御する「SIドライブ」をインテリジェントモードではなく、「S」か「S♯」にすると、より手っ取り早くテールスライドモードに突入できます。

女神湖のようなクローズドコースであれば、誰もが安心してAWDシステムの真の性能を満喫できるので、AWD車のオーナーさんは、一度は雪上/氷上走行会に参加されることをオススメします。

クローズドコースとはいえコースアウトは絶対に避ける!と強く思いながらも、残念ながら何度かコースアウトしてしまい、フカフカの雪の上にズッポリとはまってしまうことが何度かありました。

新型フォレスター in 女神湖新型フォレスター in 女神湖

膨大な量のスピンとスタックを経験した感覚により、「コレはスタックしてしまったな……」と絶望に浸る状況に陥っても、「X-MODE」のスイッチをONにして、恐る恐るアクセルを踏み込めば、四輪のタイヤは空しく空転したりせずに、ジワッ、ジワッとゆっくり脱出することができました!

何がどう動いているのかはわかりませんが、クルマがすべて対処してくれているという感じです。

「うおおおX-MODE!ありがとううううぉぉっ!!!」と叫ばずにはいられませんでした! 文明の利器、群馬県の英知に感謝!

もちろん「X-MODE」も万能ではなく、限度を超えれば自力で脱出不能に陥るので、くれぐれも過信は禁物です。やはり、走破性が高ければ高いほど自分の気持ちを抑制する脳内制御システムをしっかり働かせることが第一となるのでありました。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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