日産 セレナ 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部/茂呂幸正
セレナが高い人気を得た背景とは
日本ではミニバン人気といわれて久しいが、実は好調に売れている車種は意外と少ない。
ミニバンの売れ筋は、フラットフロア構造のボディを持ち、全高が1,700mmを超えるハイルーフモデルだ。
ハイルーフミニバンでは、燃料タンクの張り出しをカバーでき、床が平らに仕上がる位置まで高められた。
床が平らなら、3列目に座っても膝が持ち上がらず、自然な着座姿勢を取れる。そして床の高さを受けて天井も持ち上がり、全高が1,700mmを超えるわけだ。
逆に全高が1,700mm以下のミニバンは、3列目の床が燃料タンクの張り出しで持ち上がってしまい、膝を抱える窮屈な姿勢になりやすい。
背の高い車種が売れ筋になったのは、ミニバンの本格的な普及から約15年を経て、ユーザーが機能を重視して選ぶようになったからだ。普及段階では「流行であるミニバンに乗りたい」と考えていたユーザーも多く、セダンからの代替えで違和感の少ない背の低いミニバンも相応に売れた。
ところが今、ミニバンは当たり前の存在。背が低ければ機能が中途半端と受け取られ、3列目の快適性を高めたハイルーフモデルが売れ筋になった。
少々長い前置きになったのは、本稿で取り上げる新型セレナが「3年間連続してミニバン販売の第1位」と宣伝されているからだ。
セレナが高い人気を得た背景には、前述のフラットフロア構造と背の高いボディ、快適な3列目シートがある。セレナの好人気は、ボディタイプと室内レイアウトによるところも大きい。
ならば、同タイプのライバル車であるステップワゴン、ヴォクシーを抑えてセレナが1位になった理由は何か。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。