[試乗]売れてる日産 セレナ、もうひとつの顔”Rider”(ライダー)の魅力に迫る(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・オーテックジャパン
オーテックジャパンを代表するカスタムモデル”Rider”(ライダー)
日産の人気ミニバン「セレナ」に、カスタムカーや特装車を手掛けるオーテックジャパンがカスタムを施した”Rider”(ライダー)。その最新モデルに試乗した。2016年夏のフルモデルチェンジと同時に登場したセレナ ライダーは、従来型同様に独特のイカついスタイルが特長で、根強い支持を集める人気モデル。新型セレナでは、オーテック社の30周年に合わせ特別仕様車も発売中だ。装備も充実した特別なセレナライダーの詳細について、自動車評論家 渡辺陽一郎が解説する。
日産車をより”カッコよく”し続けてきたオーテックジャパン
さまざまな日産車をベースに、ドレスアップやチューニングを施しているのがオーテックジャパンのライダーシリーズだ。
オーテックジャパンは福祉車両のライフケアビークル、保冷車などの商用特装車を幅広く手掛け、その中でもカスタムカーのライダーは特に人気が高い。ミニバンやコンパクトカーをカッコ良く変身させている。
またグレード名などに社名は出ないが、日産のノート NISMO(ニスモ)やGT-R NISMOもオーテック製で、エアロパーツの装着に加えて走行性能も高めた。デイズやマーチのボレロ、キューブのアクシス、ノートのモードプレミアなどは、内外装を落ち着いた雰囲気に演出している。
さて、今回取り上げるのは日産 セレナの”Rider”(ライダー)だ。
セレナはエアロパーツを装着したスポーティーなグレードとしてハイウェイスターを用意するが、ライダーはオーテックジャパンの手により、さらに踏み込んだアレンジが施されている。現行型セレナの発売は2016年8月だから設計が比較的新しく、売れ行きも堅調に推移している。ライダーに注目するユーザーも多いだろう。
ちなみにオーテックジャパンは2016年9月17日、創業30周年を迎えているが、セレナでは2000年よりC34型セレナ(3世代前のモデル)よりライダーを設定。以来17年に渡りモデルチェンジの度に継続して発売され、同社の稼ぎ頭としての立ち位置を確立し続けている。それだけに新型 セレナライダーも、オーテックの総力を結集し、気合の入ったカスタムカーと言っていいだろう。
装備も充実させたセレナ ライダー ”オーテック30周年特別仕様車”
試乗車はライダーのオーテック30周年記念特別仕様車であった。装備はかなり充実して、ライダーではオプション設定のLEDヘッドランプやLEDフォグランプ、両側ハンズフリーオートスライドドア(キーを携帯しながらスライドドアの下で足を出し入れすると電動開閉できる機能)、3列目シートのヒーターダクトやPTC素子ヒーターを含む寒冷地仕様、ダイナミックエクステリアパッケージなどを標準装着した。
ダイナミックエクステリアパッケージとは、外観をさらにドレスアップするセットオプションだ。前後バンパーの下側(路面に最も近い部分)、ボディ側面の後方下側にメタル調の装飾が備わる。専用のマフラーとテールフィニッシャーも採用した。
内装ではライダーにオプションの前席クイックコンフォートヒーターが標準装着され、専用装備ではストーンホワイトの本革シートも備わる。セレナに本革シートを組み合わせられるのは、ライダーのオーテック30周年記念特別仕様車だけだ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。