日産、ポルトガルでリチウムイオンバッテリーの生産工場の建設に着手
公開日:
最終更新日:
日産自動車株式会社は欧州現地時間11日、ポルトガル・リスボンの北約240kmに位置するアベイロ市近郊のカシアで、ルノー・日産アライアンスが欧州で販売する電気自動車(EV)向けの高性能リチウムイオンバッテリーを生産する新工場の建設を開始したと発表した。
日産の欧州現地子会社である欧州日産自動車会社が、1億5,600万ユーロ(約175億円)を投資し、カシアにあるルノー社のトランスミッション組立工場の敷地内30,450m2の土地に新工場を建設する。
同日行われた鍬入式に出席した日産の最高執行責任者(COO)である志賀俊之は、
「カシア工場は、欧州においてルノー・日産アライアンスがEV用バッテリーを生産する3つの工場のひとつとなる。欧州域内でEVおよびバッテリーを生産することにより、欧州でのEV量販を実現し、ゼロ・エミッション社会に向けて歩みを進める。」
と述べた。