フォルクスワーゲン、「ゴルフ」の電気自動車で実証試験に参画
![フォールクスワーゲン ゴルフ ブルー e モーション](https://cdn.autoc-one.jp/image/images/617032/001_l.jpg)
フォルクスワーゲンは、静岡県浜松市が中心となり実施する「はままつ次世代環境車社会実験」に、同社のベストセラーモデルである「ゴルフ」の電気駆動車 「ゴルフ ブルー e モーション」を試供することを決定。10 月7 日(木)、浜松市で行われた車両走行実験開始セレモニーで、「ゴルフ ブルー e モーション」を日本で初めて公開、試走を行った。
「ゴルフ ブルー e モーション」は、最高時速140km/h、 最大航続距離150km の性能を持ち、フロントに搭載した電気モーターで前輪を駆動する5 人乗りの電気自動車。フォルクスワーゲンは、アメリカ、ドイツ、中国などで電気自動車の実証試験を実施する予定で、日本では提携先であるスズキ株式会社の本社がある静岡県浜松市の実証試験に2011 年から参加する。
「ゴルフ ブルー e モーション」は、世界中で累計2,600 万台以上を販売している「ゴルフ」をベースに、26.5kWh のリチウムイオンバッテリーをリアシートの下やラゲージルームの下に搭載しています。最大出力85kW/115PS、最大トルク270Nm のモーターで前輪を駆動し、0~100km/h の加速は11.8 秒と十分な加速性能を有する。また、快適性、走行性、航続距離をコントロールする3 つのドライブモード「ノーマル」、「コンフォート+(コンフォートプラス)」、「レンジ+(レンジプラス)」が設定されているほか、ブレーキ回生の強さもステアリングにあるパドルで3 段階に調整できるなど、ドライバーの運転の意図を尊重した機構を備えている。
フォルクスワーゲンは2018 年に、同グループの世界の自動車販売の3%が電気自動車になると想定し、電気駆動システムの開発を進めている。2013 年以降、次世代スモールファミリーカーの電気自動車である「up!ブルーe モーション」をはじめ、「ゴルフ ブルー e モーション」などの電気自動車をクリーンな都市モビリティー用自動車として発売する計画としている。
ゴルフ ブルー e モーションの主な仕様
全長×全幅×全高(mm) 4,210 × 1,790 × 1,510
車両重量 1,590 kg (うちバッテリーパック:315kg)
モーター最高出力/最大トルク 85kW (115PS)/ 270Nm
乗車定員 5 人
充電所要時間 約8 時間/200V
バッテリー種類/容量 リチウムイオン電池/26.5kWh
最大航続距離 150km