インフィニティ、世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VC-T」を初公開 ~「QXスポーツインスピレーション2016」も展示~
中型プレミアムSUV「QXスポーツインスピレーション」
日産は、 2016年パリモーターショーにて、インフィニティブランドから未来のクルマを示唆する中型プレミアムSUV「QXスポーツインスピレーション」と革新的なエンジン技術を世界初公開した。
将来のインフィニティ「QX」モデルのデザインを示唆する「QXスポーツインスピレーション」は、今回のパリモーターショーでのお披露目が、欧州初公開となる。
2016年4月の北京モーターショーにて世界初公開された「QXスポーツインスピレーション」は、更なるデザイン改良を施し、次世代の中型プレミアムSUVのブランドビジョンを探求したデザインとなっている。
インフィニティの漸進的なビジョンは、今回のモーターショーに合わせて更なるデザイン改良を加えた「QXスポーツインスピレーション」のエレガントでありながらもパワフルなプロポーションを持つ外観で表現している。
エクステリアカラーはマットグレーに変更し、ブレーキキャリパーに合わせて鮮やかなブロンズカラーの22インチホイールを採用した。
全ドアの下部にイルミネーションキックプレートを採用し、広々として美しい装飾が施されたインテリアは、流れるようなラインと先進的な技巧を凝らした作りが特徴。ブラックとホワイトを主体に、皮革の自然な黄褐色がアクセントとなった内装色は、ブラウンレザーを部分的に採用することでより洗練されている。
なお、新デザインを採用し、最先端の車載システム「InTouch」を搭載したスポーツセダン「Q50」の2017年モデルもパリモーターショーに出展される。
VC-Tエンジン:世界初の量産型可変圧縮比エンジン
新開発の「VC-T」エンジンは、世界初の可変圧縮比技術を採用した。この技術により「VC-T」エンジンは、高性能2リッターガソリンターボエンジンのパワーとディーゼルエンジンの特長である高いトルクと効率性を併せ持つ、これまでにない最先端のエンジンの一つとなった。
可変圧縮比技術は、走行状況やドライバーによるインプット情報に合わせてピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることができる最新のマルチリンクシステムを活用しており、最適な可変圧縮比に素早く変化する。また、圧縮比は8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で自在に変えることができる。
最高出力200kW(268hp/272ps)、最高トルク390Nmを発生する同エンジンは、6気筒ガソリンエンジン並みのパフォーマンスと、それ以上の効率性を実現する。
4気筒「VC-T」エンジンは、ディーゼルエンジンなどの従来型内燃機関エンジンよりも騒音や振動が少なく、高出力のV6エンジンに比べ軽量かつコンパクト。
この技術は、液体冷却や燃料噴射、触媒コンバータ、ターボ過給などの革新的なパワートレイン技術と同様、内燃機関エンジンの開発における大きな躍進を意味する。
インフィニティ モーター カンパニー社長のローランド・クルーガー氏は、「この先駆的な可変圧縮比パワートレインは、エンジン開発における大きな飛躍となります。エンジニアは、可変圧縮比技術の習得が、内燃技術の進歩につながると信じています。2018年より、同新技術を新型車に採用する予定です」と述べた。
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