日産 Be-1「パイクカー伝説の始まり」【車なご図鑑】
Be-1ってこんなクルマ
日産「Be-1」は人気コンパクトカーだった「マーチ」をベースに、遊び心満載の全く新しいコンセプトで誕生した一台です。
このBe-1のヒットを受け、そのコンセプトを踏襲した「パイクカー」と呼ばれるシリーズが一世を風靡したのは、80~90年代の自動車界を象徴する出来事と言えます。
Be-1開発にあたっての当初のテーマは、ベーシックなコンパクトカーのマーチを、よりデザイン主導の個性的なモデルに作り変えるということでした。このプロジェクトにはアパレル関係者も参加し、レトロでカワイイという、それまでの自動車デザインにはなかなか見られなかった要素を全面に押し出た設計になりました。
この実験的なプロジェクトの成果は1987年のにデビューの後、社内の予想を大きく上回るヒットを飛ばすこととなります。その反響は、2ヶ月という短期間で10,000台が完売するという数値に現れています。5ドアのマーチに比べてドア数が少なく、価格も一回り高価であるにもかかわらずここまでのヒットを飛ばしたというのは、近年ではなかなか見られない現象と言えます。
ボディカラーにはパンプキンイエロー、ハイドレインジアブルー、トマトレッド、オニオンホワイトと、野菜モチーフの4色が設定されました。中でも個体数、知名度でイエローが有名で、それは今回のキャラクターデザインにも採用されています。
ボディは基本的な設計こそマーチと共通でしたが、3ドアではなく2ドア。すなわち、室内空間と独立した小ぶりなトランクルームが用意されていました。この辺りは英国の「ローバーミニ」にも通じる、レトロ感を掻き立てる演出ですね。またルーフにはキャンバストップを装備しており、開放的なドライブを愉しむことが出来ました。
このコンセプトは後のパオやフィガロにも受け継がれ、一連のパイクカーとして知られることになります。パオやフィガロも、追ってこのコーナーでご紹介しますのでお楽しみに!
Be-1「車なご」キャラクター解説
日産パイクカーシリーズの長女でいらっしゃるBe-1お姉ちゃんですが、生い立ちから何からすべてがユニークな子です。
デザイン先行で企画され、アパレル関連企業とのコラボ案として提出された「B-1」案が採用されたため、車名がBe-1となったそうです。その後も、Be-1をイメージした限定ショップが展開されるなど、異業種ならではの戦略が展開されていました。カラーマーケティングの手法を取り入れていたのも印象的です。「USAGISANプロを立て直したアパレルショップの店長」というキャラクター設定は、以上のようなBe-1の開発経緯から来ています。
キャラクターデザインはもうとにかく奇抜にすることから始めました。なによりも目立つ頭のカボチャは「パンプキンイエロー」というボディカラーの名前からとっています。他にも、トマトレッド、オニオンホワイトなど野菜をモチーフにした色がラインナップされていましたので、帽子にちゃんと野菜がくっついていますよ!
エンブレムをモチーフにした大きなバックルや、ユニークな形をしたヘッドレストなど、一見バラバラな要素が程良いごちゃごちゃ感を演出した秀逸なデザインとなっております。
実車と見比べながらBe-1お姉ちゃんのデザインをお楽しみください!
「車なごコレクション」とは?
今回紹介したキャラクターが登場する『車なごコレクション』は、実在する車を擬人化したスマートフォンアプリです。豪華声優陣が彩るフルボイスも要チェック!登場する車種は170種類以上!
車なごは「クルマの擬人化」をテーマに、それぞれの車種が持つ歴史や販売当時のイメージ等を含めて、セリフやデザインを組み立てています。イラストとゲームだけでは語りきれないクルマの良さは、ご自身の目で見て、肌で感じて、クルマと車なごの両方を好きになっていただけたら嬉しいです。
▼車なごコレクションのダウンロードは以下からどうぞ!
AppStore /Google play /楽天アプリ市場
▼前回記事はこちら
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