レクサス、高性能クーペ「RC F」を発売

レクサス RC F (ヒートブルーコントラストレイヤリング)
レクサス RC F “Carbon Exterior package” (ラヴァオレンジクリスタルシャイン)レクサス RC F (ヒートブルーコントラストレイヤリング)

レクサスは、高性能クーペ新型「RC F」を10月23日より発売開始した。RC Fは、アグレッシブな意匠とサーキット走行ができる本格的プレミアムスポーツカーであり、“F”のスポーツイメージをけん引していくモデルである。

同日に発売したスポーツクーペ新型「RC」をベースに、エンジン、足回り、空力パーツなどに専用装備や先進技術を採用。走りを愛するすべてのドライバーに、非日常的なドライビングプレジャーを提供する。 なお、価格は9,530,000円~10,300,000円(消費税込)としている。

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走り好きを笑顔にする高性能スポーツカー

開発テーマ「走りを楽しみたい人なら誰でも、運転スキルに関係なく笑顔になれるスポーツカー」の具現化のために、一般道からサーキットまで、どんな場所でもポテンシャルが引き出せるよう走行性能を磨き上げた。

走行状態に応じて後輪左右の駆動力を最適に電子制御し、コーナリング時に理想的な車両挙動を実現する駆動力制御システムTVDを開発しオプション設定。FR車としては世界初の採用となる。

制御モードは、STANDARD/SLALOM/CIRCUITの3つのモードを設定。そして、スポーツモード付VDIMには、自らのスキルでサーキット走行を楽しみたいドライバーのために、基本的にVDIM制御をオフ状態としながら、万一の際には車両挙動の乱れを緩和する制御が働くEXPERTモードを新設定。さらに、上下加速度センサーを採用したABS制御や、新設定のTVDとの協調制御によりVDIM機能を進化させて、高い車両安定性と走りの楽しさを両立させた。

レクサス RC F (ヒートブルーコントラストレイヤリング)

新型V8 5.0Lエンジン搭載

パワートレーンは、シリンダーヘッドやコンロッドなどを刷新したほか、直噴技術D-4SやDual VVT-iの吸気側にVVT-iEを採用した新型V8 5.0Lエンジンにより、自然吸気ならではの気持ちの良いエンジン回転の伸び感とレスポンスの良さを実現。街中などでの低負荷走行時には、アトキンソンサイクルでの燃焼に切り替え、低燃費と高出力を両立した。8-Speed SPDSは、Mポジション選択時に最短0.1秒で変速し、本格的なスポーツドライビングを提供する。

レクサス RC F V8 5.0L (2UR-GSE)レクサス RC F ブレーキ(フロント)レクサス RC F アルミホイールレクサス RC F 軽量・高剛性ボディレクサス RC F 軽量・高剛性ボディ

ブレーキには、フロント/アルミ対向6ピストン、リア/アルミ対向4ピストンモノブロックキャリパーを採用。サーキット走行で求められる強力な制動性能はもちろん、ペダル操作による繊細なスピードコントロールが可能なチューニングを施している。

ボディ剛性では、RCで採用した大断面のロッカーパネル、レーザースクリューウェルディングなどに加えて、RC Fでは、専用のフロアアンダーブレース、リアパーテーションブレースなどを追加し、過酷なサーキット走行にも対応する強固な骨格を実現した。

そして、グリップ性能の高いワイドな19インチ大径タイヤを採用するとともに、サスペンションはパーツを新設計し、高いサスペンション剛性の確保とロール剛性の適正化を行った。

走りのイメージが際立つ“F”独自の存在感

クーペならではの低く構えたワイドスタンスを生かし、アグレッシブな走りを予感させるスタイリングを構築。レクサス初の“F”専用漆黒メッキグリルモールを採用し、大型ブレーキ冷却ダクトを設置したスピンドルグリルと、フロントバンパーの両サイドに位置するオイルクーラー開口部形状でダブルのスピンドルを形成し、RC Fの独自性を表現した。

レクサス RC F (ヒートブルーコントラストレイヤリング)レクサス RC F オートマチックハイビームレクサス RC F LEDリアコンビネーションランプレクサス RC F 4連エキゾーストディフューザーレクサス RC F アクティブリヤウィング

加えて、トラペゾイダル(台形)配置の4連エキゾーストディフューザーや、L字シェイプのサイドエアアウトレットなどで、“F”のアイデンティティを継承。エンジンフード上のエアアウトレットや速度に応じて制御されるアクティブリアウイングなどは、冷却性能や空力性能が効果的に機能するようデザインした。また、ホイールは鍛造19インチアルミホイール4タイプが用意された。

RC F “Carbon Exterior package”は2015年1月末頃発売予定

ボディカラーは、青白い炎をイメージした新色ヒートブルーコントラストレイヤリングと、新色ラヴァオレンジクリスタルシャインを含む全7色を設定。

インテリアでは、表皮一体発泡成形による安定した体圧分布と最適なホールド性を実現したヘッドレスト一体のハイバックスポーツシートを採用。また、人間の骨格や筋肉の流れに沿ったステッチを施すことで身体とのフィット性を持たせた。そして、ステアリングホイール&シフトノブの滑りにくいディンプル本革に施したかがり縫いステッチは、ホワイト、ブラック、ブルーの3色で構成する専用意匠とした。さらにドライブモードに連動して表示が切り替わる“F”専用メーターを搭載し、RC F独自の室内を創造している。

レクサス RC F (インテリアカラー:ホワイト)レクサス RC F (インテリアカラー:ホワイト)レクサス RC F 専用アナログクロックレクサス RC F 専用メーター

さらに設定されたRC F “Carbon Exterior package”は、LFA工房で生産するカーボン製のエンジンフードやルーフとTRDによるカーボン製のアクティブリアウイングを採用したことで、約10kgの軽量化を果たし、よりスポーティで俊敏な走りを実現する。また、ツートーンカラーとなるエクステリアが個性を印象づける。なお、RC F “Carbon Exterior package”は、2015年1月末頃の発売となる。

レクサス RC F “Carbon Exterior package” (ラヴァオレンジクリスタルシャイン)

世界中のレースにチャレンジ

レクサスの想いである「お客様の期待を超える驚きと感動を提供し続ける」ことを実現するために、LEXUS Racingのベース車をRC Fに集約し、“F”のイメージを高めていく。

すでに日本のスーパーGT GT500ではRC Fベースのレース車両で参戦している。グローバル規模の活動においては、国際自動車連盟(FIA)公認の国際レース規格であるGT3に対応したRC Fベースのレース車両を、テスト走行を重ねて現在開発中。

GT3規格車両が出場できるレース(ニュルブルクリンクのVLNや24時間耐久レース、日本のスーパーGT GT300やスーパー耐久など)に参戦する世界中のチームへ車両を供給し、サポートするべく開発を進めている。

レクサス RC F GT3 concept

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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