ホンダ新型「シビックタイプR」日本では1000台限定販売!?
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:国沢光宏
いよいよ欧州で先行発売!日本はいつ?
新型「ホンダ シビックタイプR」が、いよいよ欧州で先行発売される。
新型シビックタイプRは、ル・マン24時間レースの時にフランスでも披露され、パレードラップ。その後、ホンダブースに展示された。もちろん、しっかりと見てきました!「日本車なのに、なんで欧州から売るの?」という不満はさておき、現在分かっている情報をいくつか。
2リッターとは思えない、途方もないトップスピードを叩き出す
まず、新型シビックタイプRの基本スペックを並べておく。
搭載されるエンジンは2リッター直噴ターボで310馬力&最大トルク400Nm。ニュルブルクリンク市販車FFモデル最速記録を持つ「ルノー・メガーヌRS 275 トロフィーR」の275馬力を凌ぐ。
6速マニュアルトランスミッションを組み合わせており、最高速は2リッターエンジンとしては途方も無い「270km/h」とのこと。 ちなみに、6速ギアが伸びきって270km/h出るということなので、レーシングカーと同じようなギア配分を持つ(普通の市販車の6速は燃費を稼ぐための巡航用)。
車重はメガーヌRS 275 トロフィーRの1.310kgより少し重い「1,382kg」と発表されている。ル・マンで展示されていた車両は、イギリスで先行販売される右ハンドルじゃなく「左ハンドル」でした。
実車を見て興味深かったのが「ボディワーク」。トレッドを確保するためワイドフェンダーとし、空気抵抗の減少と高速域でのダウンフォースを少しでも稼ぐべく、大型のリアスポイラーやディフューザー形状のリアバンパー、それだけではなくフロント部分のリップスポイラー、そしてテールランプ下に空力付加物が加えられている。
ブレーキは、もはや定番になった「ブレンボ」。競技にも使えそうなほど大きなサイズの対向ピストンだった。
気になるダンパーを聞いてみたら「まだ公表してません」。ニュル一等賞を狙うなら、オーリンズかビルシュタイン、ザックスしかないでしょう。今まで欧州生産のタイプRはザックスだったので、迷うこと無い?
なんと!日本での販売は台数限定!?
続いてタイヤを見て「あらま!」、“無印”であります!
御存知の通り、タイヤでサーキットのラップタイムは大きく変わる。全長2kmの筑波サーキットですらSタイヤを履けば2秒速くなるほど。13km以上あるニュルなら簡単に10秒も違う。御存知の通り新型シビックタイプRはプロトタイプでメガーヌのラップを更新してます。その時のタイヤを知りたかったのだけれど、どうやら“公開できないタイプ”だったようだ。
考えてみれば最近の86レース用のタイヤを見ると、Sタイヤ(真っ直ぐ方向のミゾが無く雨天時は使用制限ある)でなく、市販タイヤのパターンで超ソフトコンパウンドのタイプも出てきた。そういったタイヤを使っていたのかもしれない。
すでにニュルは危険防止のため全開アタックを禁止。もし市販タイヤを使った新型シビックタイプRの全開アタックが済んでいなければ、開発目標の「ニュルで市販FF車世界最速」のタイトルは難しくなってしまう。
もう一つとっておきの情報を!日本での販売は「1,000台限定」になるようだ。新型シビックタイプRが欲しいなら、早めに動いて吉です。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。