シトロエン DS3 海外試乗レポート/森口将之(1/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン
DS3はミニやアルファ・ロメオ ミトがライバル!
シトロエンDS3ってどんなクルマ?一部の読者はそんな疑問を抱いているだろう。1955年に発表された名車DSの復刻版だと考える人がいるかもしれないけれど、事実はかなり異なる。
DS3は、ミニやアルファ・ロメオのミトをライバルとして生まれたプレミアムコンパクトだ。ただし、シトロエンはこのあとDS4、DS5と、より大きなクラスにも同様のモデルを用意する予定になっていて、メーカー側では一連のシリーズを「DSライン」と呼んでいる。
シトロエンがプレミアム?と思うかもしれないが、前出のDSやその後継車CXあたりは、フランス大統領の公用車として使われた実績もある。こうしたモデルに象徴される、シトロエンならではの先進性や独創性を、コンパクトなボディと融合したモデルがDS3といえるだろう。
最初に「ミニがライバル」と書いたが、それはマーケット的な目線によるもので、キャラクターはレトロではなく、むしろ逆を行っている。そもそもフランスという国は、時代に逆行することを嫌い、一歩先を行くことを好む。DS3はそんなお国柄を示す、アヴァンギャルドなプレミアムコンパクトなのだ。
試乗に先立って行われたプレゼンテーションではそれを強調すべく、「アンチレトロ」というフレーズがさかんに使われていた。DS3のプラットフォームは、ひと足先に登場した新型C3と同じ。
フランス仕様で2,464mmのホイールベースはほぼ共通だ。ボディサイズは3,948×1,715×1,458mmで、3,944×1,708×1,514mmのC3と比べると背の低さが目立つ。
5ドアのC3に対し、DS3は3ドアだけという点も異なる。エンジンはガソリンが1.4リッター、1.6リッター、1.6リッターターボで、ディーゼルターボは2種類のチューニングの1.6リッターが用意される。
C3にはあったガソリン1.1リッターやディーゼル1.4リッターが消え、1.6リッターガソリンターボが加わったところがDS3らしさだ。
日本へは1.6リッター自然吸気が4速AT、ターボが6速MTのコンビで導入されるという。
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