BMW 3シリーズグランツーリスモ 試乗レポート/国沢光宏(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部
3シリーズより全て一回りずつ大きい
BMW 3シリーズが売れている!
何しろ先代なら325iに匹敵するエンジン出力を持つ320iは、ナビまでフル装備して450万円。国産車であるレクサス『IS』と比べたって割安感大きい。歴代BMWの中で最も高いコストパフォーマンスを持っているのだった。まぁ売れて当然でしょう。
その3シリーズに『3シリーズグランツーリスモ』なるモデルが追加された。写真を見る限り3シリーズの5ドアハッチバックといったイメージ。
しかし!スペックを見ると全く違う。3シリーズより全て一回りずつ大きいのだった。
オーナーが運転するクルマでなく、“後席に座るクルマ”
最も違うのはリアシートの居住性。セダンより圧倒的に広い。
なぜか?
3シリーズグランツーリスモのベースは、中国仕様のために開発されたロングボディなのだ。御存知の通りムカシからベンツSクラスなど『L』というロングホイールベース仕様をラインナップした。日本車でもレクサスLSに『L』ボディが存在する。オーナーが運転するクルマでなく、後席に座るクルマだ。
中国市場だと3シリーズのクラスでもロングボディのリクエストが多い。そこでBMWは3シリーズのホイールベースを11cm伸ばし、5シリーズの2970mmに迫る2920mmにした。後席の足下スペースで7cmも広い!
こらもう後席に座ったらハッキリ解るほど。
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