アウディ Q5でアウディ ドライビングエクスペリエンスを体験(1/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:小宮岩男/オートックワン編集部
アウディ Q5でアウディ ドライビングエクスペリエンスを体験
アウディドライビングエクスペリエンスと聞いて、何のことか分かる方はかなりのアウディファンであろう。
簡単に言えば、ドライビングスクール。もっと言えば運転に関する講習会イベントのこと。
今回は、新型アウディ Q5の試乗をかねたアウディドライビングエクスペリエンスの体験をレポートする。
ブレーキングセーフティー~危険回避は初期踏力が決め手~
天候は小雨、気温20度とちょっと肌寒い天気の中、アウディドライビングエクスペリエンスのプログラム開始。
スタートパイロンの間に止まり、少し先のブレーキングポイントめがけてアクセル全開のフル加速!
アウディ Q5 2.0L TFSI+Sトロニックはスムーズかつダイレクトなシフトチェンジと共にウェット路面でも豪快な加速を見せる。あっという間に速度は70km/hでブレーキングポイントに達する。
思い切ってアクセルベタ踏みの右足を今度はブレーキペダルに「ドーン」と踏みかえる。フルブレーキングならぬエマージェンシーブレーキ(緊急回避ブレーキ)の体験だ。
アウディ Q5はウエット路面にも関わらずクルマが少し前傾姿勢になるだけで、短い制動距離で停止し、ハザードランプが自動で点滅する。心臓もちょっとドキドキ。
助手席のインストラクターから「良いですね!」とお褒めの言葉。
ブレーキで褒められたのは初めてだ(笑)。
そんな体験から私のアウディ Q5試乗とアウディドライビングエクスペリエンスは始まった。
次は、エマージェンシーブレーキをかけながらハンドルで障害物を避けるプログラム。
飛び出してきたモノをフルブレーキングしながら避けるという訓練。その次は片側だけ低ミュー路面(圧雪路を通常タイヤで走行するぐらいかなーり滑りやすい路面)でのブレーキングへと続いた。最近のABSはかなり進化をしており、アウディ Q5に採用されているものも最新のシステム。
ブレーキングに自信のあるユーザーであれば、その昔ABSは必要ないと思った方もいるかもしれないが今は確実にABSが優れていると言える。
エマージェンシーブレーキの「キモ」は初回から「バンッ!」と踏むこと。
ABSセンサーが初期の踏力を関知してフルブレーキングを確実にサポートし、さらには後方に危険を知らせるために自動的にハザードランプを一定期間点滅させてくれる。 (車種により点灯しないものもある)
一般ドライバーの多くは、急ブレーキの際に初期の踏力が弱いので本来のABSの性能よりも制動距離が長くなることが多いとのこと。
「ペダルは折れませんから」と、インストラクターからアドバイス。踏み足りないとエマージェンシーブレーキにはならないので、危ないときはとにかく「初期からバンッ!」と踏むことがポイント!
試乗会でさえ、通常は体験することが出来ないブレーキングテストは、改めてエマージェンシーブレーキの重要性とブレーキ性能を再認識することができた。とても印象深いプログラムとなった。
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