覆面パトカーには何故クラウンが多いの?
- 筆者: 清水 草一
覆面パトカーには何故クラウンが多いの?
覆面パトカーは何故、クラウンなど高級車が多いのですか?もっと安いクルマではだめなんでしょうか?税金の無駄遣いのような気がします。(マリオの保護者)
其の疑問「MJブロンディ」がお答えいたします!
なぜなのか、正面から警察に聞いても教えてくれないので、ツテをたどって現役の高速隊員に尋ねてみました。
「え?よく知らないなぁ。別にクラウンばっかりというわけじゃないよ。仲間はみんなクラウンは遅いから嫌ってるね。スカイラインやインプレッサの方が速いから人気があるよ」
やっぱり高速隊員はクルマ好きなんですね。私はスカイラインやインプレッサの覆面パトカーを認識したことがなかったので、これを聞いて震え上がりました。仕方ないので事情通氏に尋ねてみると、高速隊や交通機動隊の覆面パトカーは、入札によって採用が決まるそうです。で、入札条件がいろいろとあり、それに合致する車種でないといけません。
その入札条件は、サイズやドア枚数、ピラーの有無など多岐にわたるのですが、結局のところ、「おおむねフルサイズの4ドア車」らしいのです。「なぜフルサイズじゃなきゃダメなんだ!」というのがもともとの質問内容なわけですよね。これはもう、もはや説明できる人はいません。なぜなら、大昔に決まったことだからです。
今から40年以上前、高速道路が開通して間もない頃、高速道路で活動するパトカーは、すでに「フルサイズの4ドア車」と決められていました。採用されたのはセドリックで、しかも当時は取り締まりで活躍しやすいように、特別に3リッター直6や4リッターV8エンジンを搭載していました。その当時の基準が現在もまだ生きていて、誰も変えようとしない。そんなところでしょう(当時に比べるとすべてのクルマのサイズがアップしたので、インプレッサでもOKになったのでしょうか?)。
「もっと小さくて安いクルマでもいいんじゃないか」と思う方もいるでしょうが、私は高速隊の覆面パトカーは従来通りでいてほしいと強く願います。なぜなら、識別が難しくなるからです!
インプレッサWRXなどの採用は、できれば避けてほしいです・・・。
MJブロンディの「ひとりごと」
覆面パトカーの主流はクラウンですが、スカイラインやインプレッサ、ティアナ(すべて先代)など、他の車種もあります。ところが、いずれすべての覆面パトカーがクラウンになるらしい・・・という話を聞きました。
それは、入札に参加するのがトヨタだけ、つまりクラウンだけになったからだそうです。条件ばかり厳しくてちっとも儲からないので、他社はすべて下りてしまったとか・・・。
クラウンだけを警戒していればよいとなれば、個人的には「日本が少し住みやすくなる」と感じます(笑)
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