【サンルーフ】パノラマルーフって室内が暑くならないの?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:小平寛
【サンルーフ】パノラマルーフって室内が暑くならないの?
天井一面がほとんどガラス製のクルマがあります。冬は、明るくて暖かくて気持ちよさそうですけど、夏は考えただけでも暑そうで、エアコンの負担も増えそうです。
実際のところ、使い勝手とかどうなのでしょう。
その謎、私がおもしろ可笑しくお答えいたします。
セダンやクーペなどでは、天井にスライド式の窓を設ける従来型のサンルーフが主流だが、ミニバンやステーションワゴンタイプのクルマには、天井の大部分をガラス製としたパノラマルーフをオプション装備として採用するクルマが増えている。
サンルーフのように、チルトアップしたりスライドしたりはできないので、換気効果はないが、採光効果は高く、室内がとても明るくなり、ミニバンなどの室内空間が広いクルマでは、室内の快適度が向上する。
冬季の日照時間が短い欧州では、広く愛されている装備だ。
夏の炎天下の下では、見るからに室内が暑くなりそうに思えるが、最近のパノラマルーフ用のガラスには、光は通すが赤外線や紫外線はほとんど通さないハイテクガラスが採用されているので、意外なほど室内は暑くならない(気分的に猛暑日には暑苦しく感じるが)。
また、ほとんどの場合サンシェード的な日よけが同時に装備されるので、これを閉めれば普通の屋根と同じ状態になり、暑さ対策は事実上問題ない。
清水草一の「ひとりごと」
パノラマルーフの明るさ、開放感の恩恵を受けるのは、前席よりも後席なんだ。
前席からは真上を見上げないとガラス部が見えないけれど、後席からは斜め上の視界が大幅に開ける感じになって、オープンカー気分が味わえる。
逆に、後席はあまり利用しないという場合は、装着してもあんまり意味なかったなー、ということになりかねないので注意だね。
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