自動車組立ラインは金髪の北欧美女だらけ!ボルボ本社工場でXC90やV60の製造ラインを見学
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田 健史/ボルボ
ヨーテボリのボルボカーズ本社へ____
スウェーデン第二の都市、ヨーテボリ(イェーテボリ)。
9月上旬に入り、夏の日差しがあったり、急に冷え込んだり、いかにも北欧っぽい気候だ。ヨーテボリ市街地から西へクルマで約20分、高速道路を降りるとそこはボルボの街が広がる。
今回は、ボルボ本社に隣接する施設で、自動運転やコネクテッドカーに関するカンファレンスが開催された。
カンファレンス初日の朝、ボルボ本社工場の見学ツアーが開催されると聞き、事前に申し込んでおいた。工場見学ツアーは、2両編成のトラムに乗って約1時間。プレス工程、溶接(ボディ)工程、そして最終組立(アッセンブリー)工程をじっくりと見た。ペイント工程についてはツアーに含まれない。
残念ながら、工場内の写真撮影は禁止だったので、ツアー専任ガイドの女性の説明をレポート用紙に必死でメモった。それによると、ボルボの世界全従業員数は約3万5,000人で、そのうち1万8,000人がスウェーデン国内におり、本工場では約6,000人。工場の稼働開始はいまから53年前の1964年。工場内の壁面には、P7000、P850、P140などここで過去に製造された懐かしいモデルの車体が飾られていた。
現在、同工場で生産しているのはXC90、XC60、V90、V60で、生産能力は1時間で60台、1日あたりでは1,000台という。
組立ラインでは女性従業員の方が多い!?
まず、プレス工程を見た。大型のプレス機の周辺には約70人が従事する。溶接(ボディ)工程では、ABBの溶接ロボットが目立つ。また、工場内には自動で部品を運ぶ、オートメイテッド・ガイド・ヴィークル(AGV)も稼働しているが、ドアパネルを運ぶための全長3m程度×全幅2m程度の大型AGVがある。
そして、最終組立(アッセンブリー)工程に入ってビックリした。なんだか、女性従業員の姿が目立つのだ。
それもそのはず、アッセンブリーラインで従事する全2,000人では、女性が男性より数が多いというではないか。
しかも、その女性たちは金髪の北欧美人が勢揃い。キビキビと働く彼女たちの姿は、実に美しい。
また、アッセンブリーラインでは、どこかで見たことのあるシステムが見える。
ツアーガイドの女性は「アンドン」とか「カイゼン」という言葉を使って、この作業システムの利便性を強調したが、日本の三河地域の自動車メーカーの名前は一度も出さなかった。
北米ユーザーが羨ましい、ファクトリー・デリバリーサービス
ツアーの拠点に戻ると、ちょうどそこにファクトリー・デリバリーで愛車を取りにきたユーザーがいた。
ファクトリー・デリバリーは、アメリカとカナダでボルボの新車を購入した場合に申請が可能なプログラムで、愛車をこのボルボ本社工場で直接受け取ることができる。さらに、6カ月間有効のナンバープレートが発行され、欧州域内でドライブを楽しむことができる。
その後、事前に指定した港までクルマを持って行くと、アメリカやカナダまで船で輸送してくれるのだ。
ボルボの街、ヨーテボリ。
ヨーロッパ旅行の際、是非とも立ち寄りたい素敵な街である。
[Text:桃田健史]
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