ボルボ 新型S60/V60 R-DESIGN [2014年モデル] 試乗レポート/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:島村栄二
上級モデルのR-DESIGNはよりスポーティな雰囲気
試乗会ではこの60シリーズの2台を用意してもらった。
中型スポーツセダンであるS60 T4 R-DESIGNと、同じく中型ツーリングワゴンのV60 T6 AWD R-DESIGNだ。
ぱっと見て顔つきがかなりシャープになっているのがお解りいただけるかと思う。
印象的なのは目頭部分に独立していた内側2灯のLEDランプが廃止され、アンダーグリル上部に移動したことだが、こういった標準車に施されたフェイスリフトの変更に準じ、R-DESIGNでも専用フロントグリルや専用フロントバンパーを備えた。左右のドアミラーもシルクメタルに変更されていたり、グリル中央のアイアンマークがV40のように大型化されて『強い顔』を演出している。
アンダーグリル形状が左右に大きく拡がり、エアインテーク的な処理を施されることによって、ワイドでレーシング的な雰囲気を纏った。
リアビューでいえば、V60はトランクスポイラーとディフューザーでこちらもかなりレーシングライクになっている。真円のスポーツマフラーにはよく見るとスリットというか、溝がつけてあってこちらもマニアックな意匠でドキドキしてしまう。
V60はボルボ初となる四角いインテグレーテッドタイプのテールパイプを採用している(T6 AWDのみ)。
進化したスカンジナビアンデザイン
インテリアにおいてはV40テイストにほぼ統一された。
スポーツシートが全車標準装備となったが、液晶デジタルメーターパネルもここで初めて60シリーズに採用される。
ここで気になったのがパドルシフトと液晶デジタルメーターパネルの連携。
V40ではエコ、パフォーマンス、エレガンスと3種類の液晶メーターの表示カラーが選べるのだが、これはスポーツモデルによくある『エンジンのマッピングやサスペンションセッティングが変わる』というものではなく、ただ『色を変えるだけのもの』という、斬新な演出。
スカンジナビアンデザイン的・エモーショナル部分に訴えかけるギミックなのだ。
T6 AWDに採用されたパドルシフトは車両側のスポーツモードと併せるとギアチェンジが20%クイックに、1~2速間では50%クイックになるのだが、これらはそれぞれ機能として独立しているようで、たとえば『パドルシフトを使ってグイグイ運転したい!だからメーター周りもスポーティーに変更したい!』というときは、もうワンアクションメーターの色を自分で変える必要があるということだ。
この操作はナビゲーション画面を使って簡単に行える。
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