Volkswagen up!(フォルクスワーゲン アップ!) 新型車速報 ~価格は「149万円」から!同クラスで世界初の安全装備も搭載~
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「VW up!」はこれまでのコンパクトカーの常識を覆す!
フォルクスワーゲンは、同社の「ポロ」よりもさらに小さいサイズのコンパクトカー「Volkswagen up!(フォルクスワーゲン アップ!)」を、10月1日より発売すると発表した。
まず、VW up!で最も魅力となっているのが“価格”だ。VW up!には2ドアモデルと4ドアモデルがラインナップされているが、最も安価な2ドアモデルで「149万円(move up!/2ドア)」とかなり安く、国産コンパクトカーと真っ向勝負を挑む価格を設定してきたのだ。
他のラインナップについては、「move up!/4ドアモデル」(168万円)、「high up!/4ドアモデル」(183万円)という計3グレード構成となっている。
価格について、遂に国産コンパクトカーと肩を並べるに至ったVW up!だが、実は日本のコンパクトカーを超える性能をも備えている。
up!には“クラスを超えた安全性能”として、このクラスでは世界初の装備となる「シティエマージェンシーブレーキ」が、149万円のエントリーモデルを含む全車に標準装備されているのだ。
「シティエマージェンシーブレーキ」は時速30km未満で走行中に前方の障害物を検知、ドライバーが回避しないと判断したときに自動的にブレーキを作動させるシステムのこと。
また、ドイツ車にはお決まりの安全装備であるESP(横滑り防止装置)やエアバッグはもちろんのこと、衝突時にベルトを締め上げることなどで乗員を保護する「フォースリミッター付シートベルトテンショナー」まで標準装備されている。
それだけではない。超高張力鋼板などを多用して900kg(2ドアモデル)と超軽量ながらも、欧州のEuro N CAPで最高の5つ星をマークするほどの安全なボディを持ち合わせている。
コンパクトカーの安全装備はオプションが多いことを考えても、それらが標準装備されているVW up!は相当にお買い得なクルマであると言えるだろう。
燃費も日本のVW車でNo.1!
燃費については、1リッター直列3気筒エンジンに5速ASG(※)トランスミッションを搭載したVW up!の燃費は「23.1km/L(JC08)」。ポロで最も燃費の良いグレードであるBlueMotionが「21.2km/L(JC08)」なので、さらにそれを超える数値を達成してきた。
※ASG(Automatisiertes Schaltgetriebe)=ドイツ語でオートメーテッドマニュアルトランスミッションの意味。
燃費23.1km/LのVWの新車が、たった149万円で買うことができてしまう。そんな時代が遂に到来したのだ。
※下の写真は、上段がhigh upの4ドアモデル、下段がmove up!の2ドアモデル
フォルクスワーゲンはup!を手に入れたことにより、ポロよりも下の150万円~180万円の価格帯を狙うコスト・実益を重視するユーザーをカバーすることが可能となった。
同社では、これにより今まで輸入車に興味が無かった、購入を検討したことも無かった、そういった国産スモールカーユーザーに積極的にアピールしていきたいと考えているという。
今年8月よりフォルクスワーゲングループジャパン(株)代表取締役社長へ就任した庄司 茂氏は、「間近で見ていただければ質感の良さはすぐに分かりますし、ご試乗頂ければ想像以上に運転が楽しくて、燃費もハイブリッド並に良いことに驚かれるはずです」と、VW up!の出来に自信を見せる。
その気になる走りについては、以下の試乗記にてぜひご覧頂きたい。
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