日本版コンシューマレポート-フォルクスワーゲン ゴルフ ユーザー試乗レビュー-(1/6)
- 筆者: 桃田 健史
日本国内には、62万6,122台の「VW」車が保有されている(2009年3月末データ)。「VW」とは「Volks Wagen(フォルクスワーゲン/ドイツ語読みでは、フォルクス・ヴァーゲン)」だ。
2009年の輸入車登録台数シェアで見ると、「VW」は22.6%でトップ。グループ企業としてみれば、「VW」の上級ブランドである「アウディ」9.6%を加えて、「VWグループ」が32.2%。
「BMW」は「Mini」を加えても23.9%となり、「VW」王者という図式は変わらない。
さて、今回は本連載初となる輸入車を取り上げる。
それが、VW「ゴルフ」だ。
1974年に、「ビートル」からVW主役の座をバトンタッチされた「ゴルフ」。日本人にとっては「最も身近な外車(最近では輸入車と呼ぶ場合が多い)」として知られてきた。
近年、日本車の上質化、高級化、高価格化が進み、価格だけで見れば「ゴルフ」は「日本車並み」のポジションまで下がってきた。
だが、多くのユーザーにとって「初めて輸入車を買う」というのは、ココロの奥底で結構大きな決断を必要とする。
こうしたなか、2010年夏、日本のユーザーは6世代目となった現行「ゴルフ」をどのように感じているのか?実際に試乗して、ナニを感じたのか?ではその一部始終、ご覧頂くことにしよう。
・車両価格
(TSIトレンドライン)2,570,000円/(TSIコンフォートライン)2,780,000円
(TSIハイライン)3,150,000円/(GTI)3,680,000円/(R)5,050,000円
・発売日
2009年4月14日
・販売台数
(2010年7月~9月)6,439台
・ユーザー試乗募集時期
2010年6月1日~2010年7月23日