日本版コンシューマレポート-トヨタ ウィッシュ ユーザー試乗レビュー-(4/6)

日本版コンシューマレポート-トヨタ ウィッシュ ユーザー試乗レビュー-
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ウィッシュのユーザー評価・レビュー/ドライビング

「視界が良く運転が楽だった」52.8%。

トールハイト系ミニバン、例えば「ヴォクシー」の全高1,850mmと比べると「ウィッシュ」の全高は1,590mm(「1.8S」2WD、「2.0G」)と、260mmも低い。そうした外観から、運転席からは「ミニバンらしくない風景」を想像してしまう。

だが、実際には低い位置にセットされたセンターコンソールやインパネ周りの造型から「視界の広がり」を感じる。「ウィッシュ」は良い意味で、乗る者を裏切る。

「車内がとても静かだった」41.7%。これは、トールハイト系ミニバンと比べると窓部が小さく、ドアパネルなどの「フタモノ(開口する部分)」の面積が小さいことが要因だ。

ロードノイズ(タイヤと路面の接触音)、排気系ノイズ、風切り音などの外部音、こうしたトールハイト系ミニバンの本質的な弱点が、「ウィッシュ」では当てはまりにくい。

「ウィッシュ」はミニバンっぽい形状ながら、「乗用車っぽい遮音性/吸音性」が可能なのだ。

「キビキビ走る感じがした」30.6%。これも「乗用車っぽい」シャーシと、低重心が成せる技だ。

走行性能評価で、「通勤通学」3.8点を「長距離」3.9点が上回ったのは、「運転のし易さ=疲れが少ない」に直結した結果だ。ただ、「スポーティ」3.0点は本連載「プレマシー」の3.3点にまでは及ばす。

トヨタにとって「ウイッシュ」の走りは、「ほど良いキビキビさ」が狙いなのだ。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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