石井一也選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
ヴィッツRSで800km程度の走行なら全然苦になりません
―エンジンルームを拝見しましたが、エアクリーナーなども変更されてるんですよね?
エキゾーストがTRD製で、マフラーも変えてますので、効率は上がってます。このVVTIというエンジンは可変バルブのシステムが入っているので、この可変バルブが効き始めたときに、変更している部品が力を発揮するんですよ。だから低回転は少し乗りにくいんですが、ある程度回転が上がって来るとかなり楽に乗れますね。
―ではこれで長距離も走るんですか?
はい。京都在住なんですが、スーパーGTが開催されたオートポリスまで800km走りました。
―800km!
全然苦じゃないですよ。むしろ低速のトルクが細いので、街中で走る方が辛いです(笑)。足回りもTRDのスポーツM専用サスペンションが入ってますしね。
―ところで、レースを始めたきっかけは何だったんですか?
父が趣味でバイクのレースをしていたんです。その影響もあってか、小さい頃からクルマが好きでした。ちょうど小学校2年生のときにグランツーリスモというゲームが出て、それをずっとやってたんです。とにかくずーっと!それを見かねた父が「そんなに好きなら本物に乗せてやる!」と小学校3年生でキッズカートに乗せてくれたのがきっかけですね。
―うわ~、もうそういう世代なんですね!始めて“ホンモノ”に乗った時はいかがでしたか?
ゲームをやっていたせいか、最初から結構ちゃんと乗れたんですよ!一番最初に出たレースもいきなり勝ってしまって。それが小学校4年生の時でした。最初はレーシングドライバーになりたい、というよりもただ好きだという気持ちの方が大きかったんですよ。だけど成績が出てくるにつれて、ステップアップしたいと思うようになりました。
―ではカートからFCJ、つまりフォーミュラに進もうと思ったのは自然な流れだったんですね。
ヤマハとトヨタがスカラシップで提携関係を築いた時に、一番最初にそこに上がって行ったのがカートでも最高クラスで2連覇をされるなどして圧倒的に強かった片岡龍也さん、そのあとに小林可夢偉君や中嶋一貴君が続いたんですけど、まずヤマハワークスでカートを極めたら次はフォーミュラに、しかもに進むというのが一つの目標にもなっていたんです。
僕はヨーロッパでカートのレースに参戦した後にFTRSのオーディションを受けました。
―ちなみに素朴な疑問なんですけど、FTRSなどのオーディションを受ける際、ヤマハのスカラシップ生だったとかいうのは、査定材料としてプラス評価に繋がったりするものなんですか?
いや、全然関係ないと思います。単にヤマハからの推薦で受けに来ましたよ、というのが書面上で明確になる程度です。
―じゃあいくらカートですごい成績を出していても、フォーミュラ界に入るときにはゼロスタートなんですね。
そうです、イチからみんな一緒にスタートです。今年もヤマハワークスのカート選手がFTRSに挑戦しましたが、落ちてしまいましたから。
―厳しい世界なんですね…
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