トヨタ ヴェルファイア グレード比較(3/6)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社
トヨタ ヴェルファイア グレード比較 3.5V(Lエディション)
ヴェルファイアの上級グレードとなるのが「3.5V」。
3.5Zでは、標準のエアロパーツが装備されずタイヤサイズも17インチになるが、オプションのデュアルパワースライドドアが標準で装備されるのを始め、運転席8ウェイパワーシート、マイコンプリセットドライビングポジションシステムなど、上級グレードならではの充実した快適装備が用意される。
3.5Vの快適装備は、3.5ZでもGエディションを選べば標準で装備されるものも多いが、内装の仕様などは3.5V専用のものが用意されている。
3.5Vは3.5Zに対してタイヤサイズが1インチ小さくなることから、最小回転半径も3.5Zが5.9mであるのに対し、3.5Vは5.7mといくらか取り回しが良くなる。
トヨタ ヴェルファイア グレード比較 3.5X
3.5Lエンジンを搭載したベースグレードとなるのが「3.5X」だ。
エアロパーツは装着されず、タイヤは最も小さい16インチになるが、3.5Vや3.5V Lエディションに用意されるような豪華な快適装備の設定はなく、3.5Z並みの実質装備となる。
といっても、300万円を超える高級車なので、快適装備の充実度はとても高いレベルにある。
また、安全装備もひと通りのものが用意されている。
X系グレードの具体的な装備内容は、2.4Xの項目で詳しく紹介しているのでそちらを参照頂きたい。
3.5Vにあって3.5Xには装備されないのは、バックドアイージークローザー、本革巻きステアリングホイール&シフトレバー、排気ガス検知式内外気自動切り換えシステム、スライド式コンソールボックス、ドアカーテンランプ、イルミネーテッドエントリーシステム、パワーシートなど。
これらの違いによって30万円ほど価格が安くなるが、3.5Lエンジンの搭載車を買うなら、充実装備のグレードを選びたいところ。このあたりが微妙な選択になる。
なお、3.5Xはほかのグレードと違って8人乗り仕様だけの設定で、7人乗り仕様の設定はない。
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