トヨタ 最新の安全技術を公開 -トヨタ 東富士研究所 現地レポート-(6/9)
- 筆者: マリオ 二等兵
ADB(ロービーム/ハイビーム自動切り替えシステムの進化版)
ヘッドライトを点灯させる時はハイビームが基本であり、ロービームは対向車とすれ違うときに相手のドライバーに配慮するために切り替えるもの、という本来の使い方を知らない(忘れた)ドライバーは多いことでしょう。
実際、明るい都市部ではハイビームにする機会はほとんどないものですが、節電により都会の道路も以前よりは暗くなっているので、歩行者の存在を見逃さないためにはハイビームを多用することが重要です。
日本の起こる歩行者事故の7割は夜間で、その多くは横断中。
ドライバーから見て、対向車側に居る歩行者には気がつきにくいとの検証結果により、トヨタは09年にレクサスLSに「AHB(オートマチック・ハイビーム)」を設定しました。
対向車に応じてハイとローを自動で切り替えるものですが、これを発展させたのが「ADB(アダプティブ・ドライビングビーム)」。前方に車両を検知すると、その領域をランプで光を当てても良い領域と当てない方が良い領域を判断・制御し、自車のランプを部分的に光を遮るシステムです。
対向車や先行車に眩しさを与えず、道路の両サイドに居る歩行者を認識しやすくするというもの。
対向車からみると普通のロービームと同じようにみえるため、眩しくありません。
切り替え速度は条件にもよりますが、最短で約0.5秒。これでも人がやるよりは全然早いでしょう。対向車の認識も条件によりますが、1kmぐらい先から認識可能とのこと。
対向車が2台連なって走っている場合や、コーナリング状態、対向車の車線変更やバイクなどにも対応します。
LEDランプでも問題なく応用できるようですが、単眼カメラで検知するので、霧になると厳しくなり、作動できない場合はシステムを作動させません。
欧州の法規は今年の秋、日本も年末には改定されるので、来年以降の新型モデルには導入される可能性が高いでしょう。
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