トヨタ 最新の安全技術を公開 -トヨタ 東富士研究所 現地レポート-(5/9)
- 筆者: マリオ 二等兵
コンパティビリティ思想により、より大きなクラウンが小さなヴィッツを助けるためのクラッシュブル構造になっているせいか、損傷の度合いはどちらも同程度という感じ。
冷却水はダダ漏れながらガソリン臭いようなことはなく、爆発・炎上はしなさそうな気配です。
両車ともキャビンの空間はしっかりと確保されており、4枚のドアは人力で開けることができました。サムス君の内部にどのような衝撃が伝わったのかはわかりませんが、クラウンのほうは極めて軽症で済むと思える状態です。
ヴィッツのほうも室内空間は確保されているものの、インパネ部分のパネルが脱落してサムス君の膝あたりに当たった痕跡があり、足に怪我を負う可能性があったように見えました。
このあたりは物理的な限界でしょうか。いずれにせよ、あれだけの衝撃をくらっても乗員の命に別状はないというレベルに達している現代のクルマの安全性の高さを実感。
今回のクルマ2台分だけでもざっと400万円分の商品がパーになったワケですが、中には一体1,500万円~2億円もするサムス君が乗ることを考えると、自動車の開発・研究にかかる費用の大きさは途方もないものであるという事実も実感したのでありました。
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