トヨタ 最新の安全技術を公開 -トヨタ 東富士研究所 現地レポート-(9/9)
- 筆者: マリオ 二等兵
新技術に垣間見たクルマ文化の未来
今回公開された開発中の新技術を見ると、トヨタが安全の取り組みとして掲げている「三位一体」=(人への交通安全意識向上の啓発/クルマの進歩/交通環境整備への参画)、そして「実安全の追求」=(実際に起こっている事故の解析を研究して対策を施す)という2つのキーワードの意味がよく理解できました。
人間、若くて元気なうちは「危機ぐらい自分で回避できる!」と自信があり、特に根っからのクルマ好きや運転マニアの人の場合は「自動制御なんて要らない」「100%自由に運転させろ!」などと思いがちですが、どんな人間でも必ずミスはしますし、歳を重ねるごとに反射神経は判断力が衰えるものなので、それらをカバーするための技術が日々磨かれているという現実は、たいへんありがたいものがあると痛切に感じました。
クルマは、間違って使うと恐ろしい凶器と化してしまいます。
しかし、使い方や発展のさせ方次第では、単なる交通手段を超えた、これからの人間の生活になくてはならない存在になってくれることでしょう。
クルマ文化の明るい未来を垣間見させていただき、老後のカーライフが楽しみになってきました。
この記事にコメントする